11月8日は「いい歯(は)の日」
家庭での高濃度のフッ化物配合歯みがき剤やフッ化物洗口液も予防に効
■おとなのむし歯「根面(こんめん)う蝕(しょく)」
中高年の間で特徴的なおとなのむし歯とも言われる『根面う蝕』が注目されているのをご存じでしょうか?
80歳で20本以上の歯を残すことを目指そうと8020運動が盛んに行われ、80歳で20本以上歯が残っている方の割合は5割を超えています。しかし、そのお口の中には歯周病やむし歯が少なくありません。
特に『根面う蝕』は増えているという調査結果もあります。
■『根面う蝕』とは?
う蝕とはむし歯のことで、『根面う蝕』とは、本来なら骨や歯肉の中にあるべき歯の根が、露出してしまいその面にできたむし歯のことを意味します。
「歯肉が減った」「歯が長くなったように見える」「歯の間に食べ物が挟まりやすくなった」と感じることがあれば、『根面う蝕』の危険にさらされているかもしれません。
■『根面う蝕』の原因
代表的な原因に次の事があげられます。
・歯周病が進行している
・間違った歯みがき
・歯ぎしりや食いしばり
・加齢による歯肉の減り
・お口の中が乾燥している
■『根面う蝕』が厄介な点
・自覚症状が少なく発見しにくい。
・露出した根面の歯みがきが難しい。
・歯の頭の部分に比べてむし歯が進行しやすい。
・治療が困難。
・歯が根元から折れてしまうことがある。
■『根面う蝕』の予防・対策
・歯肉をなるべく下げない
特に歯肉を下げる原因は「歯周病」です。歯肉が下がれば、当然若い人にも起こります。過剰な力での歯磨きも歯肉を退縮させることがあるので、やさしい力でみがきましょう。
・フッ化物を活用
問合せ:健康介護課健康推進班
【電話】33-7708
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