■空き家の問題とは?
▽空き家の状態が長期化
理由は…
・家に思い入れがあり処分に踏み切れない
・一人暮らししていた親が亡くなり実家を相続
・所有者が施設へ入所し管理する人がいない
・遺品が整理できないなど
◆ご近所の迷惑となります
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆所有者にも不利益が生じます
▽損害賠償に発展する場合もあります
空き家の管理不全が原因で損害が発生した場合、多額の賠償金を請求される可能性があります。
◎火災による隣家の全焼や外壁材などの落下による死亡事故
6,000万円以上の賠償額となることも…
〔参考〕日本住宅総合センターによる損害賠償額の試算例
▽固定資産税が高くなります
周辺に著しい影響を及ぼす「特定空家等」に該当し「勧告」を受けた場合には、敷地の固定資産税が約6倍になる可能性があります。
■今からできることは?
▽元気なうちに話し合いを
・実家は両親が住まなくなったから空き家になるけど、誰が管理するのかな?家財は誰が整理するのかな?取り壊してもいいのかな?
・私たちにもしものことがあったとき、この家は誰が引き継ぐのかな。子どもたちの間でもめ事にならないか心配だな。
・親に相続の話をするのは気まずいと思っていたけど、長い老後を安心してもらうためにも、元気なうちに話さないとね。
・いつか私たちが住まなくなったときに子どもたちが困らないように、この家の将来について、子どもたちと話し合ってみよう。
問合せ:都市建設課都市計画室
【電話】33-7719
■相続登記をしないとどうなる?
~4月から相続登記の申請が義務化されます~
相続登記とは、不動産(土地・建物)の名義を故人から、相続した人に変更することで、不動産の相続後、3年以内に行うことが重要です。
では、相続登記をしなかった場合、どのようなリスクが起こるのでしょうか
・権利関係が複雑になる
・登記の申請に必要な書類が入手困難になる
・認知症などで判断能力が低下すると遺産分割協議が困難になる
・不動産の売却ができなくなる
・他の相続人が勝手に不動産を売却する危険性がある
・相続人の債権者によって、不動産を差し押さえられる可能性がある
・不測の事態が生じた場合、不動産賠償が受けられない
・4月からの相続登記の義務化で10万円以下の過料が科される
※将来的に起こりうるリスクを考え、面倒なことにならないうちに、相続人(ご遺族)で、必要な遺産分割を行い、相続登記を速やかに行うことが重要です。
▽相続登記について、知りたいときは
・登記の手続きや専門家への相談は、町ホームページをご確認下さい。
問合せ:千葉地方法務局成田出張所
【電話】23-2313(音声案内2)
■具体的な準備を進めましょう
▽専門家の話を聞きましょう
町内にある空き家の有効活用の促進を目的として、「不動産相談会」を毎月第3火曜日に、千葉県宅地建物取引業協会印旛支部の相談員が無料で対応していますので、ぜひご利用ください。3月19日(火)に開催します。詳しくはP26へ。
▽資産の状況を確認しましょう
誰の名義になっているか、土地の測量が済んでいるか、取引価格や相続税はいくらかなどを確認しておくことが、今後の見通しを立てることに役立ちます。
■栄町空き家バンク
▽町内に空き家を所有し、売却や賃貸をお考えの方、空き家バンクに登録しませんか?
栄町へ移住を希望される方や仕事で引っ越してくる方、子どもの成長で引っ越ししたい方など、空き家を求めている方がいます。ぜひ登録のご検討を!
問合せ:企画財政課定住移住推進班
【電話】33-7773
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