健康こ・ら・む

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今月のテーマ『大腸がん検診を受けましょう』
保健師：神居　美和

大腸がんとは大腸(盲腸、結腸、直腸、肛門)にできるがんです。
近年、大腸がんは急増しており、全国で毎年5万人以上の方が、命を落としています。特に女性では部位別死亡率のトップです。

●大腸がんの原因
生活習慣に関わる大腸がんのリスク要因として、運動不足、野菜や果物の摂取不足、赤肉や加工肉(ベーコン、ソーセージ等)の大量摂取、肥満、飲酒、喫煙などが挙げられています。この20年で大腸がんによる死亡数は1.5倍に拡大していて、生活習慣の欧米化(高脂肪・低繊維食)が関与していると考えられています。また、大腸がんの家族歴がある人はリスクが増加します。
生活習慣を改善すると同時に大腸がん検診を毎年受け、リスクを下げながら早期発見・早期治療を目指すことが大切です。

●40歳を過ぎたら、年に一度は大腸がん検診を
町の検診は「便潜血検査」を行います。便の中に血液がまじっているかどうか2日分の便を検査します。2日間の検査でいずれか1回でも「陽性」と判定された場合、精密検査が必要になります。
昨年、1012人が町の大腸がん検診を受け、精密検査の結果、大腸がんと診断された方がいました。また、令和3年に大腸がんが原因で亡くなった方は町内で数名いました。

●検診は受けた後の行動が大事!
検診で精密検査が必要と判断された場合は、必ず精密検査を受けましょう。「痔があるから」などの自己判断は、早期発見を遅らせる可能性があり大変危険です。
がんは1回の検診で見つからないこともあるので、毎年定期的に受診しましょう。
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■大腸がん検診日程

会場：町農村環境改善センター
対象：40歳以上の方(令和5年4月1日時点)
※対象の方には実施日のおおむね2週間前までに、案内通知と容器を送付します。(日時指定制)
検査方法：検便による便潜血検査
自己負担額：500円
※本人以外(代理人)が問診票、検診容器を持参することも可能です。(問診票、検診容器の必要事項の記入もれがないようにご確認ください。)

問合せ：役場健康保険課　健康推進班
【電話】44-2506