■地震のとき、あなたの塀は大丈夫ですか?~あの痛ましい事故を二度と起こさないために~
平成30年6月18日に発生した「大阪府北部地震」におけるブロック塀の倒壊で小学生が亡くなるという痛ましい事故を契機に、既存のブロック塀等に対する安全対策の必要性が再認識されたところです。
また、令和6年1月1日には石川県で「令和6年能登半島地震」が発生し、ブロック塀等が倒壊しています。
南海トラフ地震等の大地震に備え、道路に面する塀などを、まずはご自身の目で以下のチェックポイントを参考に点検してください。
今は小さなひび割れでも、月日が経つと大きな亀裂に変わることもあります。
目で見てわかるような危険な状態の塀や、平成30年度に千葉県が実施した小学校通学路における点検調査で、危険とお知らせした塀は、除却や改修、生垣に替えるなどの対策が必要です。
ブロック塀について、以下の項目を点検し、ひとつでも不適合があれば危険なので改善しましょう。
まず外観で1~5をチェックし、ひとつでも不適合がある場合や分からないことがあれば、専門家に相談しましょう。
1.塀は高すぎないか
・塀の高さは地盤から2.2m以下か。
2.塀の厚さは十分か
・塀の厚さは10cm以上か。(塀の高さが2m超2.2m以下の場合は15cm以上)
3.控え壁はあるか。(塀の高さが1.2m超の場合)
・塀の長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの1/5以上突出した控え壁があるか。
4.基礎があるか
・コンクリートの基礎があるか。
5.塀は健全か
・塀に傾き、ひび割れはないか。
▽専門家に相談しましょう
6.塀に鉄筋は入っているか
・塀の中に直径9mm以上の鉄筋が、縦横とも80cm間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか。
・基礎の根入れ深さは30cm以上か。(塀の高さが1.2m超の場合)
◆組積造(れんが造、石造、鉄筋のないブロック造)の塀の場合
1.塀の高さは地盤から1.2m以下か。
2.塀の厚さは十分か。
3.塀の長さ4m以下ごとに、塀の厚さの1.5倍以上突出した控え壁があるか。
4.基礎があるか。
5.塀に傾き、ひび割れはないか。
▽専門家に相談しましょう
6.基礎の根入れ深さは20cm以上か。
出典:国土交通省
※詳細は、本紙をご覧ください。
問合せ:企画空港政策課 都市計画係
【電話】77-3909
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