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防災の豆知識 第19回 情報は正しく!

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千葉県鋸南町

災害が発生すると、予想しなったようなことも含めて色々なことがおこります。また対処しようにも、手段・能力は限られたものとなります。そこで「情報」は極めて重要な武器になりますが、それは、諸刃の剣でもあります。皆さんもご存知の通り、大規模な災害が発生すると、デマや流言飛語が発生します。例えば、熊本地震の際には、動物園から猛獣が脱走したという情報が偽画像付きでSNS拡散されました。今年1月の能登半島地震でも、多くの流言飛語が飛び交いました。これらにより、救援を担当する部署は振り回され、被災者は傷つき、現場を疲労させました。悪意ある発言は論外ですが、誤解や善意による拡散が助長・拡大の一助になっていることは否定できません。
災害時の情報発信は、極めて重要ですが、次の点に注意しましょう。

■(1)事実のみ通報しましょう。
その情報に推測・予想・願望は含まれていませんか?事実と異なることが伝達を繰り返すうちにモンスターを生んでしまいます。

■(2)時間・順番・時系列は正しいですか?
状況は変化していきます。過去では正しくとも、今は違うかもしれません。いつの話なのかを明確にして話しましょう。

■(3)情報の出所は誰ですか?
多くのデマは、伝達を繰り返すうちに誰が発信したか分からないモノになっています。「誰が、誰に聞いた」話しかを確認しましょう。

■(4)相手は信頼できる人ですか?
SNSで偽の情報が拡散する場合の多くは、よく知らない人の情報をそのまま発信することで拡散します。良く知らない人の情報を拡散すると、あなたを信頼している人があなたによって騙されてしまいます。その人の保証人になれるほど信頼できる人ですか?もう一度考えてから拡散してください。

■(5)ウラはとれていますか?
信頼できる機関やメディア等の公式情報等と一致していますか?また、偽情報として注意喚起されていませんか?まずは、ファクトチェックをしましょう。
最近は生成AIなどで、それらしい文章や写真を偽装することが可能です。もう一度冷静に見直してからでも遅くないです。

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