(3)「自然と調和した暮らしやすいまち」
ガス事業では、近年の人口減少に伴う販売量の減少やエネルギー価格が高騰しており「安全と安心を最優先」をテーマに、安定供給を将来にわたり継続出来るよう本年度にガス料金を値上げさせていただくこととしました。今後も安全で快適な生活環境の維持に努めてまいります。
循環型社会の推進では、脱炭素化促進事業として、家庭用蓄電池システムと電気自動車及びプラグインハイブリッド自動車の購入に対する支援やご家庭における照明器具等のLED化について、支援を行ってまいります。
(4)「だれもが健康で元気に暮らせるまち」
児童福祉では、保育所・幼稚園の利用料無償化を引続き行い、子育て世帯の経済的な負担軽減を図るなど、子育てのしやすい町となるよう努めてまいります。
障がい者、障がい児の福祉につきましては、各種福祉計画に基づき、それぞれの人格や個性を尊重した福祉サービスの提供を行うための施策、体制づくりを図ってまいります。
高齢者福祉につきましては「第9期」となる新計画の下、住み慣れた地域で介護サービスを受けられるよう、各種サービスの充実、かつ安定的な事業運営に努めてまいります。
また、介護予防事業のほか、健康寿命を延ばすことを目的とした、認知症予防施策を推進するため、町の認知症サポート医を中心とした予防事業や、地域住民や事業者との協働によるコミュニケーションの場の提供などを進めてまいります。
保健事業では、食生活の改善、運動教室や健康講座を継続するなど予防活動を推進するとともに、新たに高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業を開始します。
検(健)診関係では、病気を早期発見し、早期治療につなげることを目的に、特定健診、後期健診、人間ドック、各種がん検診を実施するとともにDXを活用し、受診率の向上と受診後の保健指導、健康相談業務を行ってまいります。
任意予防接種では、新たに50歳以上を対象としました帯状疱疹ワクチンの接種費用の一部助成を開始します。
母子保健では、妊娠期から出産・子育て期まで、様々なニーズに即したきめ細やかな相談支援の充実を図るとともに、高校生までの医療費無料化、出産・子育て応援交付金など、経済的支援を継続し、より安心して子育てができる環境づくりに努めてまいります。
(5)「豊かな心を育み、生きる力を学べるまち」
学校教育については、学校・家庭・地域・行政が連携・協力して、子どもたちの『生きる力』を育み、一人一人が故郷を誇り、共に学び生きる町を目指してまいります。
生涯学習については、町民の学習ニーズに応える質の高い学習機会を提供してまいります。
公民館の建替えに伴う複合施設の整備については、教育、福祉、コミュニティなどの機能を備えたまちづくりの拠点施設として、早期に事業着手できるよう取組んでまいります。
旧長南小学校校庭に整備した「スケートパーク長南」については、本年度から指定管理者制度を導入し、多様化するニーズへの対応、青少年の健全育成やスポーツ振興に併せて効率的な施設管理に努めてまいります。
学校給食については、引続き給食費の無償化に取組み、保護者の教育費負担の軽減を図るとともに、安全・安心な給食を安定的かつ継続的に提供してまいります。
(6)「安心・安全に暮らせる町民との協働によるまち」
災害に強いまちづくりを推進するため「防災基本条例」及び「国土強靭化地域合同計画」に基づき、町民の生命・財産などの安心・安全に努めてまいります。
また、防犯カメラ設置に関する補助を創設し、安心に暮らせる町の推進を図ります。
令和6年度は長南町が誕生し、70周年を迎える節目の記念すべき年であります。町民の皆さまをはじめ、関係者の協力をいただきながら、工夫を凝らしたイベントにより、皆さまとともに長南町を盛り上げ、活気と賑わいを取り戻すべく、取組んでまいります。
協働の推進では、長南町をより良いまちにしたいと願う町民の皆さまと町が、互いに連携協力できる関係づくりを推進してまいります。
最後に、長南町のまちづくり全般について、町民と行政の協働によるまちづくりをより一層推進するため、長南町第5次総合計画に基づく「まちづくり計画図」の作成を進めています。完成しましたら長南町の将来のイメージを町民の皆さまと共有しながら協働によるまちづくりをさらに推し進め“ふるさと長南の再生”に全力を尽くしてまいります。
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