■三枝新一議員(一問一答方式)
1.蛍光灯照明器具及び蛍光灯の製造禁止の対応について
問:議員
(1)公共施設の蛍光灯使用割合を伺う。
イ)役場庁舎
ロ)こども園
ハ)町内小中学校
ニ)防犯灯
(2)蛍光灯からLED照明に変更する予定はあるのか。現在行っているかを伺う。
(3)予定はある及び行っている場合のスケジュールを伺う。
(4)予定はある及び行っている場合、どのような交換方法を考えているか伺う。
答:町長
(1)イ)蛍光灯の使用割合は95%以上である。
ロ)95%以上蛍光灯照明が使用されている。
ハ)長柄小学校で92%、日吉小学校で88%、長柄中学校で78%の割合で蛍光灯照明が使用されている。
ニ)90%以上でLED化が完了している。
(2)(3)令和6年度に長柄中学校の特別教室が計画されている。そのほかの施設についても、計画的にLED化を推進していきたい。
(4)エネルギー効率の良い製品を選定し、一体的な交換を前提に進めていきたい。
問:議員
本庁舎、校舎等関係のLED化が進んでいないのか。
答:総務課長
空調設備の老朽化に伴い実施計画を進めている中で、令和9年を見据えて計画的に整理していく。
2.ふるさと納税の寄附金の利用について
問:議員
(1)各年度の使用可能であった金額を伺う。(令和元年度から令和4年度まで)
(2)各年度の活用希望メニューに使用した金額を伺う。
(3)高齢者の外出時の移動手段に充当する考えはあるか。
答:町長
(1)令和元年度
820万6千円。
令和2年度
2,234万4千円。
令和3年度
4,636万6千円。
令和4年度
5,342万5千円。
(2)これらの寄附金を基金へ積み立て、各事業に充当した状況は、令和元年度、該当事業なし。令和2年度、高齢者等外出支援タクシー利用助成事業100万円、路線バス利用者支援事業100万円。日吉小学校校舎、体育館トイレ改修事業20万円、災害復旧事業400万円、計620万円。
令和3年度と令和4年度は、高齢者等外出支援タクシー利用券助成事業280万円や、路線バス利用者支援事業220万円、計500万円。
(3)町民の皆様の足の確保、生活環境向上のための事業であれば積極的な活用を検討していきたいと考えている。
3.IT稲作農業について
問:議員
(1)IT稲作農業は、機械導入等に多額な資金が必要となるが、そのことに対してどのようなお考えを持っておられるか。
(2)IT稲作農業による農作機械の新規導入は不可欠と思うが、現状の耕作規模に合っているか伺う。
(3)IT稲作農業に適さない中小稲作農業従事者に対して、補助等は考えているのか。
答:町長
(1)(2)近年、我が国の農業が抱える構造的な問題である高齢化の進展に本町も直面しており、65歳以上の高齢者かつ経営耕地面積が1ヘクタール未満の小規模農家が大部分を占めていることから、費用対効果という点を鑑みても、現時点で小規模農家へのスマート農機の導入を推奨するまでには至らないのでないかと思慮する。
(3)有効的な支援策について、関係機関と情報共有し検討していきたい。
■宮坂陽一郎議員(一問一答方式)
1.災害時対応等について
問:議員
(1)避難所の幾つかは、避難ルート上に冠水ポイントが存在しており適当でないと考えるがいかがか。
(2)冠水ポイントについて、豪雨時には、役場と消防が協力して誘導等を行う必要があるのではないか。
(3)消防による水害時救助活動訓練はされていない。必要な機材等を導入し、訓練が必要ではないか。
(4)被害に遭われた町民を含めた検討会、協議会を行い、次の災害に備える対策を取っていただきたい。
答:町長
(1)避難所は、危険から逃れ、避難した住民を必要の間滞在させるための施設として、地域的なバランスも考え指定している。
(2)警察やそれぞれの道路管理者が行うことが適切と考える。
(3)広域消防本部に確認するとともに、災害時の対応について万全を期するよう伝達する。
(4)県や警察と話合いを進め、減災を目指したい。
2.第5次総合計画の見直しについて
問:議員
総合戦略の中で、CCRCが一つの柱として位置づけられているが、既に核になるリソルの森の参加意思が薄れており破綻していると思う。早急に見直していただきたい。
答:町長
後期基本計画の策定に向けて、令和6年度、町民アンケートなどの基礎調査を実施したい。
3.農業政策に関して
問:議員
(1)後継者不足の解決策はあるか、また、耕作放棄地が増加の一途をたどっているがどう防ぐか。
(2)町経営の公営の農業法人を立ち上げ、基幹産業としての農業の復権を目指すというのはどうか。
答:町長
(1)本町の農業を維持、発展させていくために、様々な取組を継続し、新たな担い手を受け入れる環境を整えていきたい。
(2)農業公社という形かと思われるが、色々な事例を見るが現状あまりない状況である。
4.旧水上小の工事進捗状況に関して
問:議員
契約書によると、解体撤去がやむを得ない事情により、期限まで完了できない場合は、町に対してあらかじめ書面による承諾を得なければならないとなっている。今回は延期が三度目ということもあり、町単独ではなく議会を通して承認するか否か諮っていただきたい。
答:町長
融資先の金融機関から建設費の高止まりの現状から、建設時期を遅らせるべきとの進言があり、資金計画など総合的に判断し、今に至っているとのことである。現在は、建物の解体に向けて解体事業者選定中と聞いている。
5.福祉行政に関して
問:議員
社会福祉協議会に対して、利用されている町民が55名のところ町から補助金が約三千万円支給されている。町はどのように管理しているか伺う。
答:健康福祉課長
社協の意思決定については、執行機関である理事会と決定機関の評議委員会で決定するものと理解している。町からの補助金については、町での管理が必要になると思うが、社協の内部の関係は、町が関われるものではないと理解している。
6.環境行政に関して
問:議員
ヤードや産廃関連施設の下流域にごみが多く滞留している箇所が見られたが、取り除く対応は町が行うのか。河川の水質の汚染、周辺の土壌の汚染の検査はどのように行っているか。
答:建設環境課長
人工物等は、所有者や事業者が行い、自然の山などが崩落し、かつ緊急を要する場合は町が行うが、その状況は様々と考える。水質検査は町内9か所で年1回実施している。ヤードが県道沿いにあるが、そこにある普通河川で、定点観測を2か月に一度実施している。
7.スクールバスに関して
問:議員
現在スクールバスを3台委託している。人数を考えると2台で済む計算となるがどうか。
答:教育長
運行コース等を考慮すると2台で対応するのは物理的に密になるので、衛生的にも適切ではないと考える。
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