■岡部弘安議員(一問一答方式)
1.長柄町の農業のあり方について
問:議員
町が中心となりちばエコ農業を推し進めていくことによって、知名度も農作物の付加価値も上がり、やりがいのある農業へつながると思うが、どう考えるか伺う。
答:町長
ちばエコ農業の取組に限らず、有機農業などの環境に優しい農業の取組は、安心・安全という観点から訴求力があるため、町の農産物に対するブランド力の向上や農薬や肥料などのコスト低減の期待がある。本町では活動事例が少ないことから、まずは県などと連携し、生産者への理解を深めるための周知と啓発に努め、先進事例などを参考に推進していく。
問:議員
長柄町はビニールハウス等による施設栽培がほとんど見受けられない。施設による栽培は雨風、気温にも左右されず、また、季節をずらして作物が栽培できることで付加価値を上げることができる。施設等を利用してつくることに対して、助成等支援いただけないか伺う。
答:町長
施設園芸は自然環境に生育状況が左右されにくく、収穫時期をずらし、付加価値をつけての出荷が可能であるなどメリットも多く挙げられる。しかし、新たな施設導入と施設の維持には相応の経費がかかることから、小規模農家の負担、リスクを伴うことも事実である。
町としてもメリット、デメリットを含めた施設園芸に対する周知を図るとともに、新規就農施策を含めた農業の振興について取り組んでいきたい。
問:議員
野山を見ると、山栗が自生しており、長柄町の土地は栗の生産が合っているということを認識できる。かつて、長柄町は栗の生産が盛んで、現在でも栗拾いができないか等問合せも来ている。
栗の栽培は多少下草が生えていても問題ないため、栗はよいと思っている。
栗を一つ挙げたが、栽培に当たって、苗木の購入に補助できないか伺う。
答:町長
近年の地球温暖化の影響により、各地域で栽培される農産物についても変化が起きている。町としては栗に限定せず、農産物の栽培などの相談や普及に関しては、農業事務所や農協、関係団体とも意見交換や情報共有をし、町の気候や風土、地形に適した農産物栽培の精査をしているところである。
また、農地利用の観点から、栗などの経営作物の選択については、今年度から策定に取り組む地域計画において、地域の農業者の意見を取り入れながら進めていくので、議員のご協力もお願いしたい。
2.エアコンの取り付けについて
問:議員
猛暑、酷暑のために介護予防推進活動ができなかったり、また避難所として使われる自治会にエアコンがないということは、大変厳しい状況になるのではないかと考えている。現在、避難所として町内に9か所指定されているが、自分の自治会集会所を利用できれば、わざわざ指定されたところへ行かなくて済むと考える。
それらも踏まえて、エアコンのない自治会集会所に対して、エアコンの取り付けに補助をしていただけないか伺う。
答:町長
各自治会の集会所をお借りして包括支援センターで実施している介護予防推進活動や、地域の避難所としても利用していることは認識している。今後も地球温暖化の影響等により今年のように猛暑日が続いた場合など、熱中症対
策としての空調設備は有効な対策であると考える。
今後は自治会のニーズや使用状況等も伺いながら対応していきたい。
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