文字サイズ
自治体の皆さまへ

ながらSDGs(えすでぃーじーず)通信

30/43

千葉県長柄町

■第29回 空き家バンクの現状と課題
長柄町タウンアドバイザー/千葉大学大学院国際学術研究院 田島翔太

今月は、長柄町の空き家バンクの現状と課題をまとめます。
空き家バンクとは、空き家の有効活用を通じた町への移住定住促進を目的とした「空き家情報登録制度」のことです。空き家バンクに登録された空き家は町のホームページで公開し、空き家を利用したい人は登録利用者となることで物件を知ることができます。2023年11月末現在、空き家バンクの登録物件数は86件(前年度比+7件)、登録利用者数は384人(同+49人)となっています。
2013年度以降、空き家バンクを利用した移住件数は延べ44件、転入以外の空き家の成約数も延べ34件ありました。このように、空き家バンクは町の移住定住促進等を通じて、SDGsの「目標11.住み続けられるまちづくりを」に寄与してきました。
近年、長柄町への移住相談件数は毎年1,000件を超えています。しかし、空き家バンクを利用した移住者数の伸びは鈍化しています。要因として、活用しやすい空き家の流通が一定程度進んだためと考えられます。今後も、空き家所有者への空き家バンク登録を促進するとともに、空き家バンクや補助金について町内外に周知する必要があります。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU