町では「生涯活躍のまち」の取組の一環として、平成28年から「健康とくらしの調査」を実施しています。この調査は、高齢者の方の健康状態や暮らしの様子を把握することで、どのような方が寝たきりや認知症になりやすいのか等を調べることが目的です。調査結果は、介護保険事業計画策定に役立つ重要な資料として活用するとともに、町の健康寿命の延伸、介護予防・地域づくりに活用していきます。
今年度も調査票を郵送予定ですので、ご協力をよろしくお願いします。
【令和5年度調査実施の概要】
調査対象者:65歳以上で要介護認定を受けていない者(令和5年9月21日時点)
対象者数:2,373人
調査方法:郵送法
調査期間:令和5年11月13日~12月4日
回収結果:1,489人(62.7%)
【介護保険の申請から利用について】
◆Q 介護が必要になった場合、申請してから何日くらいで介護サービスの利用ができるようになると思いますか。
◆A 介護保険を申請した後、要介護度によって料金やサービスが変わるため、要介護度を調べます。要介護度を出すために訪問調査や主治医の意見書が必要になり、利用するまでに時間がかかります。
1か月程度で利用できると認識している方が多いようですが、実際は窓口で申請してから要介護度が確定するまで2か月以上かかる場合があります。
◎早めの申請をお勧めしますが、急きょ必要になった場合は、地域包括支援センターにご相談ください。
【生活支援について】
◆Q 生活支援おたすけ隊を知っていますか。
◆A 「おたすけ隊とは」
地域住民の皆さんが20分程度お手伝いして、高齢者等が抱える「ちょっとした困りごと」を解決する取り組みです。(無料)
〇できる作業
・換気扇、照明器具、エアコンの掃除、蛍光灯の交換・玄関周りの草取り、ゴミ出し、季節家電の入れ替え・重い物の移動
〇できない作業
・お助け隊が運転する車で、利用者と買い物や病院へいくこと、買い物の代行、急な依頼
◆Q (「知らない」と回答した方(945人)に質問。)「生活支援おたすけ隊」を利用したいですか。
◎知らないと回答した方(945人)に、利用したいか聞いたところ「はい」は31%「いいえ」は66%、「無回答」は3%の結果となりました。
年齢別では年齢が高い人ほど割合が高くなっています。
◆Q 現在の日常生活の家事で困っていることはありますか。
◆A 日常生活の家事で困っていることを挙げてもらったところ、1割を超えたのは「庭などの外の掃除」12.1%のみで、以下1割未満で「家の中の掃除」5.5%、「食事作り」4.0%が続いています。
年齢別では、多くの項目で「85歳以上」の割合が占める結果となりました。
困っている原因としては、「身体の不調」47.5%、「家族の状況」23.9%、「心の不調」22.5%の結果となりました。
20分程度であればお手伝いできることもありますのでご相談ください。
【健康ポイント事業ついて】
◆Q 健康ポイント事業の理解度・参加希望について
健康ポイント事業の周知度は、聞いたことがある人は半数以上、参加している(したい)人は3割半ばを占めています。参加者の年齢層としては、介護予防教室に参加している年齢層(80~84歳)の方が多く、「聞いたことがあるが、参加するつもりがない」と最も多く答えた年齢層は現役で活動している65~69歳の方が多い結果となりました。
◆Q健康ポイント事業に参加する場合、活動量計(※1)とご自身のスマートフォンどちらで参加したいですか。
◎75歳前後で活動量計とスマートフォンがはっきり分かれています。
今後(健康ポイント事業へ)参加したいと回答した方(215人)に参加方法を聞いたところ、全体では「活動量計(※1)」は40%、「スマートフォン」は40.9%と拮抗しています。
年齢別にみると、74歳以下では「スマートフォン」、80歳以上では「活動量計」が多数を占める結果となりました。
現時点で、健康ポイント事業に参加している、または参加したいと回答した方525人に、今後ポイントを付けて欲しいものを挙げてもらうと「特定健診」21%、「がん検診」18.7%、「講演会や住民フォーラムの出席」12.0%と、健診やフォーラムで約半数の希望がありました。令和5年度から健診ポイントも付与することになり、さらにポイントを貯めやすくなりました。
(※1)活動量計とは…体に身に着けて、運動量を計測する機器
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