市長 年頭の挨拶

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館山市の〝輝き″を全国に
館山市長　森　正一

新年明けましておめでとうございます。皆様方には、健やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

◆元気をもらった　発信できた
市民の皆様の負託を受け、駆け抜けた就任1年目の昨年を振り返りますと、6月から市街地循環バスが本格運行し、交通の利便性が高まったと好評をいただいております。
7月には、館山市消防団第4分団第9部が、安房支部代表として、4年ぶりに千葉県大会に出場しました。
また、10月には館山市女性消防隊が「第25回全国女性消防操法大会」に千葉県代表として初出場し、全国8位「優良賞」を獲得しました。館山市消防団の、我がまちを自分たちで守るという気概に満ちあふれた活躍を、大変頼もしく感じました。
子育て支援の分野では、8月診療分から子ども医療費の助成対象を高校3年生相当年齢まで拡大するなど充実を図りました。
「元気な広場」の利用者が、8月に35万人を突破しました。引き続き、お子様、保護者の皆様、妊婦さんなど、子育て世代の皆様を温かく見守り、みんなで子育てをする施設として運営してまいります。
11月には「館山チアアップ・千葉県誕生150周年記念パレード」が開催され、南国ムードあふれる鏡ヶ浦通りでは、10団体のパフォーマンスと、東京ディズニーリゾート40周年スペシャルパレードが行われ、沿道には館山市の人口を超える約5万7千人の方々の笑顔が溢れ、館山市から全国に向けて〝元気″を発信できました。

◆将来に向けた進展
令和6年は、2月に市街地循環バスの車両を環境に配慮したEVバスに更新し、愛称も房州弁で『買い物をして回る』と『駆け回ること』を意味する「かいまーる」として新たに出発します。
2月にはいよいよ「道の駅グリーンファーム館山」がオープンします。緑あふれる自然の中で、地域の農水産業と観光を繋ぎ合わせ、農業や食の体験・交流ができる体験価値の高い道の駅として、多くの方々に愛される施設を目指します。
館山中学校の新施設は、旧館山第三中学校跡地に令和7年4月の供用開始を目指し、現在、建築工事を着実に進めています。
また、令和7年4月には、北条幼稚園と中央保育園をこども園化し、認定こども園「OURS館山」が開園する予定です。今年は、安全に配慮し、保育園棟の整備工事を進めながら、北条幼稚園と中央保育園に通われているお子様がスムーズに移行できるよう進めていきます。
現在、進めている小中学校の再編は、年内の計画策定を目指します。
館山市清掃センター大規模改修工事は3月に完了予定で、これにより施設の長寿命化と二酸化炭素排出量の削減が図られます。
館山市の財政は、投資的事業に伴う経費に加え、物価高騰による歳出増加が見込まれ、厳しい状況にあります。こうした状況を改善するため、企業誘致やふるさと納税の拡大による歳入増加を図るとともに、限られた財源・人的資源を最大限に活用し、職員と共に創意工夫を凝らしながら、持続可能な行財政運営を行っていきます。

◆将来に向けた進展
令和元年の台風災害、令和2年からの新型コロナウイルス感染症を乗り越えた今、各地区のコミュニティ活動も活発になり、祭礼などの地区行事も精力的に行われています。
昨年は、千年余りの伝統を誇り、千葉県無形民俗文化財にも指定されている『安房国司祭　鶴谷八幡宮例大祭　やわたんまち』が、5年ぶりに通常開催されました。開催を待ちわびた多くの担ぎ手や曳き手によって11基の神輿や5台の山車・お船の熱気溢れるお宮入りが行われ、多くの参拝者で大変賑わいました。
私は、市民の皆様の笑顔こそ、館山市の財産であると感じております。「笑顔」は「力」になり、人々を魅きつけます。「笑顔」と「力」を最大限に活かした市政を進め、引き続き、館山市の〝輝き″を全国に届けていきます。
本年も市政運営にご理解、ご協力をお願い申し上げますとともに、皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、年頭の挨拶といたします。

◆令和5年　館山市10大ニュース
・第3子以降の学校給食費を無償化
・土壌環境保全のために埋却から焼却へ　県内初の有害鳥獣焼却処理施設が稼働
・関東大震災100年に合わせ企画展・ふるさと講座「関東大震災と館山」を開催
・世界的なピアニスト「スタニスラフ・ブーニン」の公演を館山で開催
・子ども医療費の対象を高校生まで拡充
・12年ぶりに「事業仕分け」を開催　初の「市民判定人方式」で市民と課題を共有
・112歳を迎えた薗部儀三郎氏　国内男性最高齢に
・館山市女性消防隊、全国操法大会に初出場で8位優秀賞獲得　
市消防団第4分団第9部も安房支部代表で県大会出場
・「館山市立小中学校再編計画」の素案まとまる
・「館山チアアップ・千葉県誕生150周年記念パレード」人口を上回る57,000人が観覧