■あなたは正しく自転車に乗れますか?
小学校での交通安全教室以外で学ぶ機会の少ない自転車の交通ルール。便利だけど乗り方を間違えると危険な自転車の知識をアップデートしましょう。
■自転車安全利用五則
▽車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先
自転車が車道を通行するときは、自動車と同じ左側通行です。道路の中央から左側部分の左端に寄って通行してください。
一方通行道路で「自転車を除く」の補助標識があり、自転車の規制が除外となっている場合に通行(逆行)する場合も同じです。
また、歩道を通行できるのは、歩道に「普通自転車歩道通行可」の標識等があるときや、13歳未満の子どもや70歳以上の高齢者、身体の不自由な人が自転車を運転しているときなどです。
歩道を通行するときは相互に通行可能ですが、歩行者を優先し、車道寄りの部分を徐行してください。
▽夜間はライトを点灯
夜間にライトを点けずに運転することは、他から自転車が見えにくくなるので非常に危険です。
安全のため、自転車には反射器材を付け、夜間はライトを点灯させて運転しましょう。
▽飲酒運転は厳禁
お酒を飲んで運転することは、非常に危険です。
自動車の場合と同じく、酒気を帯びて自転車を運転してはいけません。
▽交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
自転車は、道路を通行するときには信号機等に従わなければいけません。
また、他の車両と同じく、一時停止標識がある交差点や踏切などでは、必ず止まって左右の安全確認をしましょう。
信号機のある交差点では、状況により従うべき信号機が変化します。
・車道を通行しているとき…車両用
・車道を通行していて、歩行者用信号機に「歩行者・自転車専用」の表示があるとき…歩行者用
・歩道を通行しているとき…歩行者用
・矢印信号機がある交差点での右折…直進に従い二段階右折
▽ヘルメットを着用
昨年4月に改正道路交通法が施行され、すべての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務となっています。
特に、成長過程の子どもは体の重心位置も不安定で、転倒した時、頭部に重大なダメージを受けることがあります。
子どもの保護者は、子どもが自転車を運転するときや自転車用チャイルドシートに乗せるとき、子どもにもヘルメットを着用させるよう努めてください。
ヘルメットには、通気性が良いスポーツタイプや帽子型のカジュアルなデザインもあります。安全性を表示するマークがあるものを選びましょう。
・自転車死亡事故の64.9%が頭部に致命傷
・デザイン色々
このマークが目印
※詳しくは本紙をご覧ください
※安全性を表示するマークは他にもあります
■こんな行為も違反です
自転車に乗っているとついついやってしまいがちな行為。
実は、自転車利用で禁止されています。
罰則により、罰金などが課される場合があります。
・傘さし運転
・横並びで運転
・2人乗り
・スマホや携帯の使用
・ヘッドホンやイヤホンなどの使用
出典:警視庁ホームページ
問合せ:市民協働課
【電話】22-3142
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