温度や湿度が低くなる冬の時期は、ノロウイルスやロタウイルスなど、感染力の強い感染性胃腸炎が多く発生します。感染すると、嘔吐や下痢、腹痛、頭痛、発熱などの症状がみられ、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は重症化する場合があります。
主な感染経路は、次の3つです。
(1)ウイルスが含まれる便や嘔吐物が、直接またはドアノブなどのモノを介して接触する
(2)乾燥して空中に舞い上がったウイルスを吸い込む
(3)ウイルスに汚染された加熱不十分な二枚貝や井戸水などを飲食する
ウイルスは、わずかな量でも感染します。感染を予防するためには、次のことに注意しましょう。
・流水と石けんでしっかり手洗いを行う
・食品は中心部までしっかり加熱調理する(85℃~90℃で90秒以上)
・調理器具などは洗浄・殺菌して使用する
・ウイルスの付いた衣類は適切に洗浄・殺菌する(塩素系漂白剤による漂白または85℃以上の熱水洗濯)
※アルコールや逆性石けん(殺菌消毒剤)は消毒効果がありません。
※色落ちにご注意ください。
・嘔吐物や便を処理する際はウイルスを取り込まないよう注意する(エプロン、マスク、手袋を着用。嘔吐物や拭き取った箇所は乾燥しないうちに0.1%塩素系漂白剤をかけて処理する)
問合せ:健康推進課
【電話】7093-7111
<この記事についてアンケートにご協力ください。>