日本人の2人に1人ががんになると言われています。
令和6年度各種検診の対象となる方(男性40歳以上・女性20歳以上)がいる世帯に、申し込みの案内を2月中旬に郵送します。
■乳がん・子宮頸がん、骨粗しょう症検診
20歳以上の女性
◇乳がん
女性に一番多いがんで、40~50歳代をピークに発症や死亡が増加しており、日本人女性の約9人に1人がかかる危険性があります。
◇子宮頸がん
20歳代から急増し、30~50歳代に多いがんです。近年40歳未満の発症や死亡が増えています。ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しており、若い年代でのワクチン接種で予防可能ながんの一つとされています。検診では細胞診によりがんに進行する前の状態を見つけることができます。
◇骨粗しょう症
骨密度の低下により骨がもろくなる状態で、女性の健康寿命に大きな影響を及ぼします。検診は、20歳~70歳の5歳ごと、ふしめ年齢の女性が受けられます。
■結核・肺がん検診
65歳以上の男女
◇結核
かかる方の半数以上が65歳以上。感染症法により、65歳以上は年1回の結核検診の受診が義務付けられています。
◇肺がん
死亡原因の上位を占めています。
※結核検診と肺がん検診は、併せて1回のX線撮影で済む手軽な検診です。
■胃部X線検査(バリウム造影)
40歳以上の男女
◇胃がん
50歳以上に多く、がんによる死亡の原因の上位を占めています。国では、50歳以上の方を対象に2年に1度の胃部X線検査または胃内視鏡検査による検診を推奨しています。市では、40歳以上の方を対象に2年に1度の検診機会があり、日時予約制で実施します。
「がん」は、日本人の2人に1人がかかり、亡くなる原因の3人に1人を占めています。いずれのがんも早期には自覚症状がないことが多く、誰もがかかる可能性のある病気です。
女性は20歳、男性は40歳を迎えたら、がん検診の対象です。
あなたや大切な方のためにも、誘い合って検診を受けましょう。
■特定健診
40歳は無料!
日本人の死亡原因の上位は、がん・心臓病・脳卒中といった「生活習慣病」。心臓病や脳卒中の発症原因は血管の老化=動脈硬化です。発症すると、突然死のほか、障害など深刻な後遺症を引き起こすリスクが高まります。「特定健診」では、動脈硬化の進み具合を早期に見つけ、生活習慣病を未然に防ぎます。40歳~74歳の国民健康保険加入者には、腹囲測定や血液検査などを行い、その結果、必要に応じて「特定保健指導」を行います。
特定保健指導は、生活習慣病の予防効果が高く期待できる方に対し、保健師や管理栄養士が生活習慣を見直すサポートを行うものです。
後期高齢者医療制度加入者、40歳以上の生活保護受給世帯の方は、申し込みにより健診を受けることができます。その他の市民の皆さんも、年に一度は加入している保険者の健診を受け、体のチェックを習慣付けましょう。
医療機関で治療中の方は、重症化しないよう主治医の指示を受け生活習慣の改善を心掛けましょう。
なお、市では、健康状態を的確に把握する必要があるため、国民健康保険加入者のうち、勤務先などで特定健診相当(腹囲を含む)の健診を受けた方の結果の提供をお願いしています。
各種検診費用のうち約8割を助成しています。特定健診や一部のがん検診は、年齢や課税状況により無料となる場合があります。
検診を継続して受けることにより、病気の芽を早く摘みとることができれば、心身の負担だけでなく経済的な負担も軽くなります。
■「各種検診」は事前申込制 3/29までに申し込みを
各種検診は申込制です。申し込みは、いずれも3月29日(金)まで。締切日を過ぎると受け付けできませんのでご注意ください。郵送された申込票の該当する検診欄や希望する医療機関に丸印を記入の上、健康推進課まで返信してください。申込票はアンケート形式となっています。ご家族皆さんで確認の上、検診を希望しない方もその理由を記入して返信してください。ふれあいセンターのほか、市役所総合窓口、天津小湊支所、各出張所でも申込票を受け付けます。
・申し込みされた検診の詳細については、各検診前に個別に通知します。
・日頃から体調の変化に気付いたら、検診を待たずに医師の診察を受けましょう。
詳しくは、2月中旬に郵送する案内をご覧の上、3月29日(金)までに申し込みしてください!
問合せ:健康推進課
【電話】7093-7111
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