■~水道施設の役割~
日々の暮らしに欠かせない水道水。水道水は浄水場で作られ皆さまの元へ届けられています。しかし、町内にどれだけの浄水場があり、どこにあるか知らない方も多いのではないでしょうか。
今回の特集では、印南の浄水場をご紹介します。8月1日から8月7日までの1週間は「水の週間」となっています。水道水だけでなく、水資源の有限性、水の大切さ、健全な水循環の重要性などについて、理解や関心を深めてもらうことを目的としています。
▽水道水が届くまで
1取水:河川・井戸などの水源から水をとります
2導水:管路などを通して、浄水場まで水を送ります。
3浄水:浄水場で薬品などを使用して、水をきれいにします。
4送水:きれいになった水を送水管を通して、配水池(タンク)まで送ります。
5配水:配水池から配水管を通して、きれいな水を各地区に送ります。
6給水:配水管から分岐し、給水管により各家庭に水を供給します。
▽水道施設の見学
町内の小学校4年生のみなさんが浄水場を見学に来てくれました。今年もたくさんの質問をいただき、職員が回答いたしました。今回の見学がみなさんの学習のお役に立てたら幸いです。
浄水場で行う浄水の方法にはいくつかの種類があります。印南町の浄水場では次の方法を採用しています。
▽急速ろ過施設
川や池など、濁りの大きい水でも処理できる施設です。
▽緩速(かんそく)ろ過施設
原水が比較的きれいで安定している場所に適しています。
▽地下水取水施設
ろ過処理が不要なほどきれいな水を利用しています。
■川又浄水場
緩速(かんそく)ろ過施設
水源:切目川
渓流水(谷を流れているきれいな水)
施設能力:70立方メートル/日
給水人口:約200人
■切目川水源地
地下水取水施設
水源:井戸
浅井戸(深さ10~30m程度の比較的浅い地下水)
施設能力:1610立方メートル/日
給水人口:約3000人
■印南原浄水場
急速ろ過施設
水源:切目川
伏流水(川の水が周辺の砂層などの中に染み込んで流れている水)
施設能力:650立方メートル/日
給水人口:約1400人
■印南浄水場
急速ろ過施設
水源:日高川
表流水(川の表面を流れている水)
施設能力:1850立方メートル/日
給水人口:約3100人
※詳しくは本紙をご覧ください。
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