【地方創生による人口の社会増に向けたラストスパートをかける予算】
本市を取り巻く状況に目を向けてみると、DX・GX投資の活発化や企業の国内回帰、新技術の急激な普及など、地方創生に向けた時代の転換点ともいえる大きなうねりが生じています。こうした流れを追い風として、本市の魅力や求心力を高めるための取組に果敢に挑戦していくという思いから予算編成を行いました。
■01 誰もが安心して暮らせる優しいまち
◆いのちと暮らしを守る取組の推進
◇住宅の耐震診断・耐震化の自己負担費用を軽減 1億5,122万円
◇震度感知式鍵ボックスの案内板設置による周知 67万7千円
津波浸水想定区域等の41避難所に設置している震度感知式鍵ボックスに、案内板を設置し、住民避難に役立てます。
◇緊急時用ろ過装置車を導入 1,144万円
断水時にプール等の水をろ過し、生活用水を確保します。
◇防災ラジオの貸与 996万2千円
市からの防災情報を、屋内にいる方が迅速に受信できるように、貸与条件を緩和し、貸与します。
◇配水管路の整備 27億6,393万9千円
前年度より約18%増額し、老朽化した配水管の更新、耐震化、各水系間の相互連絡管等を整備します。
◇(仮称)梅原広場アクセス道路の設計 2,710万円
災害時におけるリダンダンシーの確保のため、災害に強い高台エリアの仮設住宅用地の確保や道路整備を進めます。
◎住宅の耐震診断・耐震化の自己負担費用を軽減の詳細は本紙8ページで
◆誰もが健康に安心して暮らせる 地域づくり
◇和歌山電鐵貴志川線70おでかけ回数券の導入 500万円
70歳以上の高齢者に利用区間に関係なく利用できる10枚綴りの回数券を1,000円で販売します。
◇ひとり暮らし高齢者の見守りシステム 2,155万2千円
ペンダント型送信器の貸与や人感センサーの設置により、非常時に警備会社の職員が駆け付けられる体制を構築します。
◆スマートで持続可能な未来社会の形成
◇デジタル人材の育成 698万2千円
求職者へのデジタルスキル習得研修と伴走型の就職支援を実施します。
◇行政手続のオンライン化 368万5千円
オンライン対応可能な市民向け行政手続きのオンライン化を実施します。
◇し尿・浄化槽汚泥を活用した農業振興 1,127万5千円
R5に実施した汚泥堆肥化実証実験事業の検証をもとに、し尿・浄化槽汚泥を活用した環境にやさしい農業の取組を推進します。
■02 ふるさとで学び働けるまち
◆好機を逃さず成長を掴みとる産業の発展
◇大規模用地へのリーディング産業誘致
コスモパーク加太等の大規模用地への誘致に向け、半導体や蓄電池等の関連企業について調査等を実施します。
・コスモパーク加太
・梅原用地
・IC周辺地域
・沿岸部未利用地
◇沿岸部未利用地(西防波堤沖埋立地)への企業誘致促進
関西電力所有の西防波堤沖埋立地における、事業者によるGX産業等の誘致を促進します。
◆魅力を高め消費を促す”稼げる観光”の推進
◇和歌の聖地・和歌の浦誕生1300年記念事業 450万2千円
官民共同で記念事業を実施していきます。
◇和歌の浦魅力向上施設の開館 262万3千円
和歌の浦の歴史・文化の情報発信、周辺施設の観光案内、イベントなどの体験交流、滞在休憩の機能を備えた、和歌の浦周遊の拠点となる施設を開館します。
◇稼げる観光コンテンツ創出支援 314万6千円
万博開催等を契機とし、稼げる観光コンテンツの充実を図るため、様々なノウハウ・アイデアを持つ民間事業者が積極的にコンテンツを造成できるよう補助金を創設します。
◇四季の郷公園の活用推進 3,684万2千円
更なる魅力の創出を図る等、観光拠点としての充実を目指します。
◆愛着を育て人を呼び込む きらり輝くまち
◇首都圏におけるプロモーション 390万8千円
東京駅・品川駅・港区公共施設で、「和歌の聖地」としての短編動画を用いたPRや北区と連携した本市ゆかりの地を巡る周遊キャンペーンを展開します。
◇移住フェア等への出展 132万8千円
様々な相談を一括して受け付けるワンストップパーソンを中心に各種移住フェア等への参加を行い、本市の魅力をPRし、希望に沿った提案等を実施
《一般会計予算》
1,502億3,039万円
前年度比 2.0%増
《特別会計予算》
961億1,204万円
前年度比 3.5%減
《公営企業会計予算》
415億360万8千円
前年度比 5.0%増
《予算合計》
2,878億4,603万8千円
前年度比 0.5%増
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