■エイミーの花まるエッセイ
「アイルランドでの子ども時代の夏」
夏が近づき暑くなり始め、誰もが休みの気分になり始めると、私はいつも子どもの頃のアイルランドの夏を思い出します。子どもの頃の夏や夏休みの経験は、ほとんどの日本の子どもたちが経験するものとは大きく異なります。これらの違いはどれも非常に興味深いと思うので、それらについて少しお話したいと思います。
まず大きな違いは天候です。皆さんご存知のとおり、日本の夏は日本人にとっても厳しいものです。非常に暑く、冬よりも風が少なく、湿度が非常に高いため、完全に乾燥しているときは無いように感じます。しかし、アイルランドでは夏の天候ははるかに快適です。湿度は低く、風も多く、気温は通常23〜26℃程度に保たれます。
アイルランドでは日が出ている時間も長く続きます。ここ日本では、夏でも夜の7時か8時には日が沈みます。しかし、ヨーロッパの多くの地域では、夏の夜9時でも明るいのが普通です。いつも夜遅くまで友達と外で遊び、夏を思う存分楽しんだことを覚えています。
アイルランドでは、子どもたちの夏休みもかなり長いです。日本とは異なり、アイルランドの学年度は9月の第1週に始まり、5月末まで続きます。つまり、学生たちは6月、7月、8月の3か月にわたる夏休みがあります。夏休みは学年の終わりを意味するため、学生は一年間一生懸命勉強したご褒美として宿題がないことも普通です。
子どもの頃のアイルランドの夏が恋しくなることはよくありますが、大人になってから日本で過ごす夏も同じくらい楽しいですが、すごく暑いです。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>