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自治体の皆さまへ

洪水の避難行動を考える~雨の多い季節になります。備えは万全?~

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和歌山県有田市

近年、大雨による災害が長期化・激甚化するケースが増えています。いざというときに素早く避難行動ができるよう、梅雨を迎える前にハザードマップなどを活用して備えをしておきましょう。

1 土砂災害ハザードマップを活用しましょう!
土砂災害ハザードマップには、土砂災害が予想される場合、避難等の適切な行動をとるために必要な情報を記載しています。家族や身近な人と災害時の避難方法を話し合い、自宅やよく行く場所の危険性を確認するとともに、事前の備えを行いましょう。また、普段から目に付く場所に置くなど、いつでも確認できるようにしましょう!
▼ハザードマップの中身は…
・土砂災害の恐れのある箇所と想定最大規模(千年に一度規模)の降雨による浸水想定区域
・警戒レベルと避難情報
・非常持ち出し品および備蓄品チェック
・防災情報の入手方法
・マイ・タイムライン(個別の避難行動計画)
・わが家の「緊急・救急情報」防災メモ等です。

2 止水板設置補助金を活用しましょう!
市では、令和5年6月1日~3日の台風2号に伴う梅雨前線豪雨において、住家への浸水被害件数が床上浸水104件、床下浸水370件と甚大な被害を受けました。浸水被害の軽減を図るため、令和6年度から止水板の設置における補助制度をはじめましたので、ぜひご活用ください。
止水板とは…非常時の水の流入を防ぐため、玄関などの出入口に土のうに代わる板状の取外しが可能な製品です。
対象:住宅、事業所併用住宅用に止水板を購入、または止水板を設置される方
補助額:対象金額の1/2(上限50万円)

■▼防災への意識を高めることが大切
宮﨑 翠(みやざき みどり)
さん
翠助産院院長、防災士
有田市「ママと赤ちゃんの防災講座」講師を担当
「災害は、めったに起きないものではなく、頻繁に発生し、そのたびに命を脅かすもの」という意識を持ち続けることが大切です。特に小さいお子さんや高齢者のいるご家庭は、発災時にスムーズな行動が取りにくいです。
普段から、地域の避難訓練を通して、避難場所や避難経路を確認すること、非常持ち出し品の準備、家族や地域の方とコミュニケーションをとることを心がけてください。
また、こどもたちの防災意識を高めるためには、日頃から「自分のことは自分でする」、「周囲の人にあいさつをする」、「天気や災害の情報収集をする習慣を身につけておく」などをしましょう。
家族会議の時間をつくり、家族全体で防災意識を高められるといいですね。

問合せ:防災安全課
【電話】22-3721

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