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まちの話題 TOPICS

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和歌山県紀の川市

■わくわく歴史体験 わらじで歩こう行者道 八つ目草(わらじ)鞋を履いて、感じてみよう行者道!
日本遺産に認定されている「葛城修験」にまつわる歴史について知ってもらおうと、わらじ作り体験や八つ目草鞋を履いて修験(※1)の聖地とされる中津川行者堂・熊野神社を目指して約1.3kmの行者道を歩く、わくわく歴史体験が行われました。
八つ目草鞋は、修験の際に山伏が身に着けていた山伏十六道具と呼ばれる装具の一つで、厳しい山道でも壊れないように、通常のわらじより頑丈に作られています。中津川の八つ目草鞋は、足の甲の部分に八つ目鼻緒を編み込むことが特徴で、作成には時間がかかるそう。
参加した10人の子どもたちは、わらじ作り体験として、材料となるわらを叩いて、柔らかくしたわらを手で縄にしていく作業を中津川地域の人たちの説明をもとに体験。叩く前と後でわらの触り心地が異なることを確かめると、驚きの表情を浮かべていました。その後、市文化財サポーターや市ジュニアリーダーの人たちとともにわらじを履いて、中津川行者堂・熊野神社に向けて出発。実際に山伏が歩いたとされる行者道には、1町(約109m)ごとに目印とされる町石が置かれています。子どもたちはどこに町石が置かれているのか探しながら歩き、町石を発見した時には「あった!」と声を上げ、体験を満喫。参加した千崎詩(しおん)桜ちゃん(7才)は「わらじを履いて歩いて疲れたけど、楽しかった」と笑顔で話してくれました。
地域の人たちとの交流・ふれあいを通じて、葛城修験の歴史を知ったことは、参加した子どもたちにとっても、かけがえのない経験になったことでしょう。

※1…苦しい思いをしながら修行することで、不思議な力を身につけること

■他人と違うことは当たり前
市PTA連合会の研修会が10月20日に粉河ふるさとセンターで行われ、本市出身で耳の聞こえないデザイナーとして活躍する岩田直樹さんが講師を務めました。「聞こえない人としてこれまで感じたこと」をテーマに保護者や教職員ら約80人に手話で講演。岩田さんは「聴者と交流する中で自分にとって大切な感性を磨くことができた。聞こえないこと、他人と違うことをとことん生かさないともったいない」と手話通訳者を通して思いを伝えました。

■進出協定を締結しました10/20
市では、雇用の場の創出と確保、就労意欲のある人が安心して働くことができるまちを目指しています。この度、市内に製造事業所を置くハマコ―機械株式会社の工場増設に伴い、進出協定を締結しました。「少子高齢化により、人手不足にあるさまざまな現場において、弊社の手作業を自動化する機械製造技術を活用することにより、地域の発展に貢献したい」と濱野義治代表取締役。人材不足により今後危惧される問題の解決策となることが期待されます。

■姉妹都市の郷土料理を給食で♪
11月6日、本市と姉妹都市提携を締結している大韓民国西帰浦(そぎぽ)市が位置する済州島(ちぇじゅとう)の郷土料理「コギククス」が粉河給食センターのメニューとして提供されました。脂っこくないまろやかな味わいで、結婚式などで出される定番料理のひとつ。参考にできるレシピが少なかったため、栄養士が試行錯誤し、子どもたちの口に合うよう工夫を重ねました。給食を食べた那賀中学校の生徒たちは「ラーメンと全然違う。やさしい味でおいしい」と大好評でした。

・牛骨の出汁に豚肉とたっぷりの野菜が入り、栄養バランスもばっちり‼

■食で広がる笑顔の輪
見守り活動の一環として、一人暮らしの高齢者を対象に電話訪問を行っているNPO法人フレイルサポート紀の川(※2)と社会福祉協議会。10月19日、電話訪問の利用者などと初めて顔を合わせ、食事し交流するイベント「食と交流のひととき食事会」を開催しました。参加者は「普段の食事は一人なので、話しながら美味しいご飯を食べられて楽しかった」「次の電話訪問は今日の笑顔を思い出して話せます」と笑顔で話すなど、心温まるひとときとなりました。

・食事会の献立は、フレイルサポーターが考案した「フレイル予防応援レシピ」を活用し、栄養レシピ部会のメンバーが調理しました。フレイル予防に必要なたんぱく質を手軽に摂取できます。

※2…高齢者などがいつまでも健康で住み慣れた地域に暮らし続けられるよう、健康への関心を高めるため、フレイルチェックの実施や健康・福祉に関する情報提供などを行う団体。

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