火災・救急・救助は119番
「守りたい 未来があるから 火の用心」
■地震火災対策について
大規模地震発生時には、火災が同時に多くの場所で発生するおそれがあるため、消防力が不足することで消火活動が困難な状態となり、住宅密集地などでは大規模な火災につながる危険性が高くなります。また、近年の大規模な地震発生時においては、電気に起因する火災が多く発生しています。2011年3月11日に発生した東日本大震災における本震の揺れによる火災では、原因の特定されたもののうち過半数が電気に起因したものでした。
◆通電火災について
地震に伴い、大規模かつ長時間に及ぶ停電が発生しており、停電からの復旧後の再通電時に出火する、いわゆる「通電火災」の発生が懸念されます。
このような「通電火災」が発生した場合、住民が避難所などへ避難しており、出火時の初期消火が行えないといったおそれがあります。具体的に想定される「通電火災」のメカニズムについては次の通りです。
・転倒した家具の下敷きになり損傷した配線などに再通電し、発熱発火する。
・落下したカーテンや洗濯物といった可燃物がヒーターに接触した状態で再通電し、着火する。
・転倒したヒーターが加熱物に接触した状態で、再通電し着火する。
◆地震火災を防ぐために
〔事前の対策〕
・住まいの耐震性を確保する。
・家具等の転倒防止対策を行う。
・感震ブレーカーを設置する。
〔地震直後の行動〕
・停電中は電化製品のスイッチを切るとともに、電源プラグをコンセントから抜く。
・石油ストーブやファンヒーターからの油漏れの有無を確認する。
・避難するときはブレーカーを落とす。
■住宅用火災警報器の維持管理について
住宅用火災警報器は、設置後10年を経過すると、電池切れや部品の劣化などによる故障が増えると予想されます。設置後、10年を目安に交換をしましょう。
また、作動点検はボタンを押すか、引きひもを引くだけです。定期的に点検を行うよう習慣づけましょう。
■救急コーナー『アナフィラキシーショック』
アレルギー反応が短時間で全身に激しく現れ、生命が危険な状態になることを「アナフィラキシーショック」と言います。原因は食べ物や薬など様々で、特にこの時期にはスズメバチによる虫刺されに注意が必要です。症状は全身の発疹や痒み、顔面の腫れなどで、症状が重い場合には血圧低下や意識障害が起こり死に至る場合もあるので、早急に医療機関を受診しましょう。
■次回の普通救命講習・再講習は11月3日(日)です
定員の都合上、日を改めて実施することもあります。職場、学校、自治会等団体での申し込みは、随時受け付けています。
申込期限:10月25日(金)
問合せ・申込み:紀美野町消防本部 警防課
【電話】489-6302
◆8月の消防の動き
火災発生件数…0件
▽事故種別搬送人員
※( )内については、ドクターヘリ搬送
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