■5軒に1軒が空き家空き家の補助・支援
近年、いわゆる「空き家問題」が全国的に深刻化しています。令和2年に実施された和歌山大学平田研究室による紀美野町空き家調査では、914軒(5軒に1軒)の空き家を確認しており、2053年には2軒に1軒程度が空き家となることが予想されます。
■増える空き家と高まる人気
一方で、田舎暮らしを目的に移住を希望する人たちから空き家に注目が集まっています。新築するより費用が掛からず、新築住宅では出せない歴史ある風合いを活かすことで、唯一無二の住まいを作り出すことができると人気です。町内でも空き家を改修し、民宿やお店、住居として利活用する人たちが増えてきました。
紀美野町へ移住相談に来られる人は1か月に約20人。しかし、町に登録されている空き家は6月末の時点で22件です。登録物件数が少ないことや、所有者が分からず放置された空き家が多いことなどの理由により、移住者と空き家のマッチングが上手くいかず住宅不足になっている地域もあるのが現状です。
■空き家登録制度とは
「紀美野町空き家登録制度」では、空き家を有効活用し、移住や定住の促進を図るために町が空き家物件情報を収集して提供するシステムです。
空き家の所有者が貸したい、売りたいという物件を登録し、借りたい、買いたいと希望する町外からの移住者に情報を提供することでマッチングします。登録手数料や複雑な書類は不要なので、ぜひ空き家登録をしてください。
■出来るだけ早い対策を
空き家歴が1年未満の物件は状態が良いため早く契約につながる傾向があり、賃貸の場合、家賃収入が得られるメリットがあります。
一方で、家を放置し空き家歴が長くなるにつれ資産価値が減少するばかりか、老朽化が進み「特定空き家」に認定されると、固定資産税が6倍に跳ね上がる恐れも出てきます。
出来るだけ早い段階で判断し、利活用できるうちに対処しておかないと、最悪の場合解体という選択肢しかなくなり、高額な費用もかかります。まずはご相談いただき、出来ることを出来る範囲でやり始めることが大切です。
■空き家の補助・支援
空き家を登録する事で受けられる支援や補助金があります。
空き家を売りたい!貸したい!
そんなときには…
ぜひお気軽にご相談ください!
登録手数料や複雑な書類は不要です。
最短1週間前後で登録完了。
問合せ:美里支所 まちづくり課
【電話】495-3462
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