■乳がん早期発見のため「乳房を意識する生活習慣」を!
乳がんは、近年増加しているがんの一つで、日本人女性の9人に1人がかかると言われています。30代から増加し、40代後半から70代にかけて最も多く発生しています。
そんな乳がんは「初期の段階で適切な治療を受けた人の約90%が、その後10年間がんによる死亡がない」という統計結果から、早期治療で「ほぼ治る」とされています。乳がんは自分で気づくことができます。早期発見のための生活習慣を取り入れてみませんか?
◇乳房を意識する生活習慣
(1)普段の乳房の状態を見て、覚えておく
「いつもと変わりないかな」という気持ちで、バスタイムや寝る前、着替えの時など、日常的に行いましょう。
(2)乳房の変化に気をつける
次のような変化があったら注意しましょう!
痛み・しこり・赤み・ひきつれやくぼみ(皮膚が引っ張られて不自然な様子)・乳頭からの分泌液・乳頭や乳輪のただれ(湿疹や水疱がつぶれたりかさぶたになったりする様子)
(3)変化に気づいたら、すぐ医師へ相談
普段の自分の乳房と違う変化を感じたら、次の定期検診を待たずにすぐに乳腺を専門とする医療機関を受診してください。早期であればあるほど、治癒率も高まり、身体面・精神面・経済面ともに負担が軽くなります。
こちらも参考にしてください。
和歌山県「乳がんセルフチェックリーフレット」
◇40歳になったら乳がん検診を!
40歳以上の方は、2年に1回がん検診を受けましょう。症状がないうちに受けるからこそ早期発見が可能です。
那智勝浦町の今年度のがん検診は終了しましたが、令和6年度も例年通り6月から開始予定です。受診券が届きましたら、忘れないうちに受診しましょう。
参考:ピンクリボンフェスティバル
【HP】https://pinkribbonfestival.jp/
(公益財団法人)日本対がん協会
<この記事についてアンケートにご協力ください。>