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自治体の皆さまへ

(特集)細菌目線で考える『食中毒(菌)』たちがやってほしくないこと

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埼玉県さいたま市

「手洗い反対!」「加熱反対!」

食中毒を予防するには「つけない(洗う)」「ふやさない(冷やす)」「やっつける(加熱)」という3原則の徹底が大切。
正しい知識をもって、食中毒菌を撃退しましょう!

【洗う】
食中毒菌をつけないよう、しっかり洗おう!

◇分ける
食材から食材への相互汚染を防ぐため、他の食材に触れないよう分けて密閉保管しましょう。特に生肉や魚介類は忘れずに。

「分けて保管したら他の食品にくっつけないだろ!」

◇手・食材を洗う
食品が汚染されるのは調理中が多く、手からが主な経路。手や野菜はよく洗うことが大切です。肉は洗わないで!

「いちいち手洗いされたら口に入れないだろ!」
「せっけんはキライ」

【冷やす】
菌が増殖しやすい温度帯(10〜60℃)に食品をさらさない

◇冷蔵・冷凍
冷却しても菌は死滅しませんが、温度が低くなると細菌は増殖しにくくなるので、できるだけ4℃以下に冷やして!

「冷蔵庫に入れられたら仲間を増やせないじゃないか!」
「凍っちゃうよ〜」

◇すぐ食べる
調理したものを放置するのは危険。すぐに飲食し、余ったものは冷蔵庫へ入れ、なるべく早く食べきって。

【加熱する】
中心部を1分間以上加熱

◇しっかり加熱
通常は75℃で1分間以上、ノロウイルスの汚染が考えられる食材では、85〜90℃で90秒間以上は加熱しましょう!

「こんなに焼かれたらやられちゃうよ〜!」

◇温めなおしにも注意
電子レンジを使うときは、均一に加熱されるように。また、みそ汁やスープなどの汁物は、沸騰させることが大事!

「あちち」

■もっと知る
◇テレビ広報番組『のびのびシティさいたま市』食中毒を予防しよう!
6月2日(日)10時45分~11時にテレビ埼玉で放送!
出演者:たんぽぽ(お笑い芸人)、根本玲奈(舞台女優)
※6月9日(日)に再放送します。

◇食中毒の基礎知識を紹介!
食中毒の予防啓発情報で知識を深めましょう!
(※二次元コード本紙掲載)

「見ないで〜」

■「体調が悪い」「食中毒かもしれない」と思ったら…
〇下痢や嘔(おう)吐は無理に止めない
〇早めに病院へ(症状以外に食事の日時・内容も伝えよう!)
「せっかく侵入したのに〜」

◇ノロウイルス感染拡大を防ぐ!嘔吐物の処理方法
2分ちょっとで分かる!動画配信中!(※二次元コード本紙掲載)
・ノロウイルスなどは嘔吐物から感染することも…

■出前講座
市の職員が市民の皆さんの集会や勉強会に出向いてお話します。

◇そのお肉、加熱不足につき注意!!
お肉を生や加熱不足で食べることによる危険性、安全な食べ方を紹介します。
対象:小学生とその保護者
「やっぱり完敗だ…」

◇食の安全に対する取り組み
本市の食の安全に関する制度や取組内容を紹介します。
対象:高校生以上
利用方法など詳しくは、市ホームページへ。

食べるまでの時間が長くなりがちなテイクアウトやデリバリーにも気をつけてね

■食中毒の原因にはどんなものがある?
細菌やウイルスに汚染された食品や、寄生虫のいる食品などを食べることが主な原因に。

◇ウイルス
○ノロウイルス
激しい吐き気や下痢を起こします。加熱調理はもちろん、人からの感染もあるため、手洗いも大切。
潜伏期間:1~2日
原因食品:貝類、人からの感染

◇寄生虫
○アニサキス
激しい腹痛や吐き気の症状がみられます。冷凍、加熱が有効で、購入時に新鮮な魚を選ぶのも◎。
潜伏期間:2~10時間
原因食品:魚介類

◇細菌
○カンピロバクター
下痢や腹痛、発熱などが主な症状。熱や乾燥に弱く、通常の加熱調理でほぼ死滅します。
潜伏期間:1~7日
原因食品:鶏肉など

○腸管出血性大腸菌(O-157など)
症状は腹痛、水様性の下痢、血便など。熱に弱く、加熱で死滅させることが可能です。
潜伏期間:1~10日
原因食品:牛肉、生野菜

○黄色ブドウ球菌
嘔(おう)吐や腹痛の症状。熱に強い毒素を作るため、食品に菌をつけないこと、増やさないことが重要!
潜伏期間:1~3時間
原因食品:弁当などの手作り食品

問合せ:生活衛生課
【電話】829·1300【FAX】829·1967

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