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自治体の皆さまへ

≪特集≫9月は食生活改善普及運動月間 毎日の食事を見直すことで「人生」が変わります(2)

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埼玉県ふじみ野市

◆第3章 食改さんに聞いてみた
「食改さん」「ヘルスメイト」とも呼ばれる食生活改善推進員は、親子クッキングや男の料理塾、生活習慣病予防のための料理教室などの自主活動をはじめ、歯の健康フェアや産業まつりなどの市の催しへの協力を通じて、地域の皆さんと交流しながら、食の大切さや楽しさを伝えています。
7月29日に保健センターで開かれた夏休み親子クッキングにお邪魔しました。
この日のメニューは、魚肉ソーセージを使った「焼きアメリカンドッグ」、旬の野菜を生かした「たたききゅうりのナムル」「夏野菜のミネストローネスープ」、そしてお楽しみのデザート「フルーツミルク寒天」の4品。
参加した12組の親子は、食生活改善推進員からの説明を聞きながら4品の料理を完成させ、「自分で作ったから、とてもおいしい」と笑顔で食べていました。

▽ふじみ野市を食から元気に
私たちの会は、食の大切さを楽しく市民の皆さんに広めていく活動をしています。
健康でいるためのコツは、やはり、バランスの取れた食事ですね。私たち会員は、日頃から食事や運動に気をつけています。ですので、90歳代の先輩方を筆頭に全員元気いっぱいなんです。
ふじみ野市は元気・健康都市宣言をしているので、さまざまな機会を通して、市民の皆さんが生涯にわたって元気で健やかに暮らすお手伝いをしていきたいと思っています。今後は、子育て中の人や若い人たちに向けた活動も広げたいですね。
最後にお知らせですが、耐熱性のポリ袋を使った「パッククッキング」の講習会を11月に企画しています。災害時に役立ちますし、時短にもなります。ぜひ、多くの人の参加をお待ちしています。

◆第4章 野菜を食べて健康生活
○野菜350gを知ろう
生活習慣病などを予防し、健康な生活を維持するための目標値の一つが、「野菜類を1日350g以上食べる」です。

『野菜350gのイメージ』
キャベツ 40g
ほうれんそう 30g
にんじん 40g
長ねぎ 35g
チンゲンサイ 50g
大根 60g
玉ねぎ 50g
もやし 30g
ブロッコリー 30g

○野菜摂取量を増やすコツ
(1)いつもの食事にプラス1
みそ汁にいつも入れない野菜を1種類多く入れてみる、お昼ご飯に小鉢を1皿足してみる、こういった意識をするだけで簡単に野菜の摂取量を増やすことができます。

(2)かさを減らそう
煮たり、炒めたりすると「かさが減る」ので生野菜よりも多く量を取ることができます。ゆでた場合、野菜によっては生の3〜5倍の量を食べられるようになるとも言われています。

▽地元野菜イベント情報
『採れたて ふじみ野畑』
市内で採れた新鮮野菜や狭山茶などを販売します。
市報今月号31ページをご覧ください。

『軽トラ市』
生産者が新鮮な野菜や狭山茶を軽トラックなどに載せて販売します。
開催日は市報をご覧ください。

『産業まつり』
11月3日の文化の日に地元野菜の直売など地場産業の出展を中心に模擬店や地元産のお米が当たる抽選会などが行われます。
詳しくは、市報10月号をご覧ください。

▽ふじみ野市で作られている主な農作物
※本紙をご覧ください。

地元の採れたて野菜をたくさん食べよう

◆第5章 おいしく減塩しよう
食塩をとりすぎると、高血圧や動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などさまざまな疾患につながります。まずは1日マイナス2g、簡単にできるコツを紹介します。

○減塩食品を選ぶ
「食塩が少ない=美味しくない」というわけではありません。私たちは食塩の7割を調味料からとっていると言われています。いつも買う食品を減塩食品に変えるだけで手軽に減塩することができます。

○加工食品のとりすぎに注意する
ウインナーやハムなどの加工肉に食塩が多く含まれていることは有名ですが、実はちくわやかまぼこなどのような練り製品にも同様に多く含まれています。加工食品を食べるときは、量や頻度に注意をしましょう。

○だしや香辛料・レモン汁などをうまく活用する
酸味、辛みなどの塩味以外の風味を生かすことで、おいしく食べることができます。
また、お刺身のしょうゆのように、調味料は「かける」のではなく「つける」使い方のほうが、使い過ぎを防ぐことができます。

▽食べ物に含まれる食塩
日頃食べている食べ物の中には、思いのほか食塩が含まれていることもあります。食品を購入するときには、パッケージなどに記載されている「栄養成分表示」を確認してみましょう。栄養成分表示は食品によって単位が異なるので注意しましょう。

『食品に含まれる食塩量』
インスタントみそ汁 2.0g
食パン1枚(6枚切り) 0.8g
カレーライス 3.7g
カップラーメン 5.5g

▽ねぎたっぷり 黒酢のさっぱり減塩油淋鶏(ユーリンチー)
減塩をすると味が物足りなくなる。そんなときでもコツを使えばおいしく食べることができます。今回は「黒酢」や「薬味(ねぎ)」を使って、うまみをしっかりと感じられる減塩レシピを紹介します。

材料(2人分)
・鶏もも肉(皮なし) 200g
・酒 小さじ2
・レタス 2枚(60g)
・長ねぎ 4cm(10g)
・片栗粉 大さじ1
・サラダ油 大さじ3

[A]
・酒 大さじ1
・黒酢 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・水 大さじ4(60ml)
・鶏がらスープの素 小さじ1/3
・片栗粉 大さじ1/2

・おろししょうが 4g
・おろしにんにく 4g

作り方
(1)鶏もも肉は食べやすい大きさに切り、酒をもみこんで10分ほどおく。
(2)レタスは洗って食べやすい大きさにちぎる。長ねぎは白い部分を斜め薄切りにする。
(3)(1)の水分をキッチンペーパーで押さえ、片栗粉をまぶす。
(4)フライパンにサラダ油を中火で熱し、(3)の鶏肉を中に火が通るまで両面こんがりと焼く。
(5)小鍋に(A)の材料を入れ、中火で混ぜながら熱する。とろみが出たら火を止め、おろししょうがとおろしにんにくを加えて混ぜる。
(6)(5)に焼いた鶏肉を入れ、たれをまんべんなくからめる。
(7)皿にレタスを広げ、その上に(6)を盛り、長ねぎをのせたら完成。

問合せ:保健センター
(【電話】049・264・8292)

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