「事業のドア」は今年度に市が行う新規・拡充事業の中で、特に注力していく「次代を担う人への投資・活力と賑わいの創出」に分類される25事業について、目的・必要性・効果などをお知らせするコーナーです。市の方針やその考え、事業費を市民の皆さんに知っていただくため毎号1~4事業を取り上げ紹介します。
■不登校対策事業(学校適応指導教室 かもめ・けやき教室分室 おおやサテライト 開設)
136万円
◇事業の目的
全国的に長期欠席を含む不登校児童生徒が増加しており、上尾市においても同様の現状があります。
そのような中、学校適応指導教室はJR上尾駅東側にある市教育センター内、1カ所のみであったことから、遠方などの理由により、通うことが難しいという課題がありました。そこで、JR上尾駅西側エリアにも児童生徒の新たな居場所として、分室を設置しました。年間を通して体験的な活動を取り入れ、活動ごとに狙いや内容を検討し、一人一人の実態や状況に応じた支援を行う中で、より良い成長と社会的自立を目指していきます。
◇開室場所・日時
開室場所:大谷小学校内
開室日時:毎週(月)(火)(木)(金) 9:40~14:00
※本人の状況に合わせた日時を調整します。
◇事業に期待される成果
教育センターまで通うことが難しい児童生徒に、おおやサテライトが学びの場や居場所となり、一人でも多くの児童生徒の社会的自立を目指していきます。
◇令和6年度 主な年間行事予定
6月 体験学習(さいたま新都心方面)
7月 夏祭り
9月 アート教室
10月 宿泊体験学習
11月 スケート教室 味覚狩り
1月 作品展 護身術教室
※変更の可能性あり
問合せ:教育センター
【電話】776-7600【FAX】776-7604
■賑わい創出としてヤギの飼育展示を実施
264万円
◇事業の目的
上尾丸山公園のにぎわい創出の一つとして、動物との触れ合い広場を整備します。場所は管理事務所横の雑木林で、令和6年度は試験的にヤギを飼育展示(7月20日~9月1日(日))します。
市の都市化とともに居住実態の変化や、家庭飼育環境の減少などから、動物と触れ合う機会が減少しています。
ヤギは園内の草を食事の一部にし、飼育の環境負荷も低く、癒やしの効果も見込まれます。動物との触れ合いを通して、新たなにぎわいを創出します。
令和7年度以降はヤギの飼育期間の延長も含め、雑木林の活用とにぎわいの拡大を検討します。
問合せ:みどり公園課
【電話】775-8129【FAX】775-9906
■ひとり親家庭養育費確保支援事業
70万円
◇事業の目的
養育費は、子どもが社会的に自立するまでに必要なお金です。パートナーとの話し合いができなかったなどの理由で養育費の取り決めをしないまま離婚となったり、養育費の取り決めをしているにもかかわらず、不払いとなってしまったり、安定して養育費を受けられないことが、ひとり親家庭の不安感・経済的負担を加重している一因です。
養育費を確実に受け取り、ひとり親家庭の不安軽減・自立促進、さらに子どもの安心感・満足感に繋げるために、養育費の取り決めや保証契約などに関わる費用の一部を補助し、子どもの健やかな成長を応援するべく、ひとり親家庭を対象とした養育費確保支援事業を開始します。
問合せ:子ども支援課
【電話】775-6819【FAX】774-5342
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