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【市民のひろば】地域密着、身近な話題を体験取材!まちかど特派員だより

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埼玉県上尾市

環境推進大会パネル展に参加!
大石地区 平井 一男さん

毎年恒例、環境推進大会のパネル展・ミニ講演会に令和4年と5年の2回参加し、『2023上尾市勢要覧』にある「みどり豊かなまち」の実状や環境保全の一端に触れたのでご紹介します。
原市沼周辺のハス。活動は約40年前、原市沼周辺のごみ撤去ボランティアに始まりました。当時創設された原市沼を愛する会は「ハスが咲き誇ればごみを不法投棄する人が減るのでは」と考え、ハスの植栽を始めました。1996(平成8)年の開花以来、多くの来訪者に歓迎されています。
NPO法人自然環境観察会は自然が少ない市街のスペースに花木を植え生態補償地(緑のオアシス)を作り、地域のジャコウアゲハ、アゲハ、タテハチョウ、テントウムシや野鳥との出会いを続けています。
県指定「藤波・中分ふるさとの緑の景観地」は、藤波・中分の自然を守る会および下芝・緑と里山を守る会により四季の花と緑が保全されています。下芝・緑と里山を守る会は毎月第2(土)を中心に活動しています。
上尾丸山公園では大池の水質回復と地域本来の自然再生を目指し、自然再生ボランティア「上尾水辺守」が2019年にかいぼりを実施。生態系に被害を与えるアメリカザリガニや外来魚を駆除、さらに浅場を設け水生植物を保全しています。最近は園内の湿地再生にも取り組んでいます。
江川のサクラソウトラスト地では湿地草原に絶滅危惧種や多様な動植物を保全するとともに、冬期はヨシ刈りや火入れを行いサクラソウやノウルシを育成しています。
荒川太郎右衛門地区自然再生事業では桶川市、川島町、上尾市の河川敷に豊かな自然を取り戻すために、環境の保全・再生・創出に取り組んでいます。
荒川河口から約48キロメートルの開平橋上流の三ツ又沼ビオトープではカヤネズミ、トンボなどの多様な生き物や、ミクリ、ハナムグラなどの希少植物が保全され、自然の宝庫として各種観察会に活用されています。
希少動植物を守る会では「ちょっと自然について考えてみませんか」のアピールとともに、コウノトリ、シロマダラ、トラフトンボ、ミズワラビなど希少種の保全を呼びかけています。
以上の他、STOP温暖化、SDGs活動、地産地消、古布古着リサイクルのパネル。各団体は環境保全や健康増進のために自主取り組みや現地見学、ボランティアを歓迎しています。ことしの環境推進大会は10月26日(土)にアリオ上尾(壱丁目367)で開催予定とのことです。

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