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自治体の皆さまへ

【特集】助け合いで命を守る(2)

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埼玉県上尾市

■公助
知っておくことで、有事の際に身を守る一助となります。

◇9月1日開始 災害時協力井戸制度
大規模な災害が発生した場合に備え、個人や事業所が日頃から使用している井戸を、事前に登録し、災害時には生活用水(トイレ、洗濯、清掃用水などの飲用以外に使用する水)として、可能な範囲で井戸水を地域住民に提供していただく「災害時協力井戸制度」を開始します。ぜひ登録に、協力してください。詳しくは、市ホームページをご覧ください。

◇防災ガイドブック
家庭ごとに必要なものを整理できるわが家の防災メモなど、今すぐできる防災アクションを掲載しています。備えとして、自らの身を守る力として、ぜひ活用してください。

◇住宅の耐震診断・耐震改修の補助金制度
昭和56年5月31日以前に着工した木造住宅で、専門家が行う耐震診断と耐震改修工事に対して、費用の一部を予算の範囲内で補助します。
※いずれの補助金も交付条件があります。詳しくは、問い合わせてください。
※市による木造住宅の図面での無料簡易耐震診断も受け付けています。

問合せ:建築安全課
【電話】775-8490【FAX】775-9906

◇正確な情報を集めよう
テレビやラジオの他、県や市で行っているメールによる災害情報の配信サービスなどを活用し、正確な情報を集めましょう。水害は、気象庁ホームページや河川監視カメラ(建設管理課【電話】775-8597【FAX】775-9906)で現在の状況を確認できます。

◇住民避難訓練
市内6地区で、各1カ所ずつ指定避難所を選定し、訓練を実施しています。訓練では、災害時の避難経路や危険箇所の確認、防災に関する講座、企業の展示ブース見学を通じて、防災意識の向上を図ります。
本年度、すでに平方・大石地区で訓練を行いました。その他の地区の日程は右表の通りです。見学を希望する人は、危機管理防災課に問い合わせてください。

※時間はいずれも9:00〜12:00です

■インタビュー
最後に、防災へ深く携わる二人の市民からのメッセージを紹介します。ぜひ、ご覧ください。

◆栗田 尚(くりた ひさし)さん(上尾市自主防災連合会連絡協議会 会長)
◇自主防災会に加入したきっかけは
防災意識の高揚と各地区の自主防災会組織の強化を図るためです。

◇(上尾市)自主防災会とはどんな活動をしていますか
上尾市の全ての地区で自主防災会が組織されており、その数は115あります。地区の防災訓練の実施、防災の啓発活動、避難所運営会議、上尾市の実施する防災事業への協力などの活動をしています。

◇自主防災会への思いを聞かせてください
「東日本大震災」や「令和6年能登半島地震」を目の当たりに見たとき、各地区のあるいは、上尾市全体の自主防災会の充実・強化が必要と思いました。市民一人一人が災害に対する意識を高め、そのことを各地区の自主防災会につなげ活動することが、今求められていると考えます。

◆大井川 健一(おおいがわ けんいち)さん(上尾市防災士協議会 会長理事)
◇防災士はどんな活動をしていますか?
平時は、自治会、自主防災会、コミュニティ団体などに防災の啓発活動を行っています。また市内小・中学校を訪問し、児童・生徒、保護者向けに「イツモ防災講座」を開き、自宅や学校周辺の自然災害のリスクとその備えについて伝えています。災害が発生したときは、避難誘導、救助活動、避難所などの運営などにあたります。

◇防災への思いを聞かせてください
「自分だけは自然災害で大きな被害に遭うことはない」と思っていませんか。どんな地域にも災害発生のリスクがあります。事実、被災者からは「過去にこんなことはなかった。初めてだ」という声も聞かれます。有事となったとき、防災の知識と事前の備えがあったら減災となるでしょう。「備えていて良かった」と思えるような知識を伝えていきたいです。

■あとがき
防災特集はいかがでしたか。災害は決して他人事ではありません。被害に遭ったとき、自分の身は自分自身で守りましょう。自分の身の安全が確保できたら、周囲の困っている人へ手を差し伸べましょう。助け合いが、多くの命を救うための近道です。

問合せ:危機管理防災課
【電話】775-5140【FAX】775-9927

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