DXと聞くと、難しい言葉に感じるかもしれませんが、DXは意外と皆さんの身近にあります。例えば、スマートフォンを使って、買い物ができたり、映画を観たり。DXを活用することで、私たちの暮らしが一段と便利になります。今回は、DXに関する入間市の取り組みをお伝えします。
■DXって何???
DX(ディーエックス)とは、「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略称。デジタル技術を活用し、暮らしやビジネス、社会を根本から変え、新たな価値を生み出し、社会や暮らし全体がより良くなるように変革していくことをいいます。
■「いるまDX推進ラボ」が令和5年4月4日にスタート!
経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構が立ち上げた「地域DX推進ラボ」という枠組みに、入間市の「いるまDX推進ラボ」が認定されました。埼玉県内の市町村では初めての認定となりました。
いるまDX推進ラボが目指すものは、“Well-beingなまちづくり”。DXをまちづくりの手段として、市内外の関係団体・企業と連携し、市民向けサービスの向上や地域産業・企業の強化につながるプロジェクトを実施します。
○「いるまDX推進ラボ」の概要図
■産業のDX
「DXなんてうちの会社には関係ない」という声を聞きますが、DXは人手不足解消や生産性向上を図るための最適なツールです。「でも、DXって言われても何から始めたらよいのかわからない」そんな事業者の皆様のお悩みについて、入間市ではDXツールを導入するための事業者支援などを行っています。
▼DXに挑戦する地域企業を伴走支援
●DX体感イベント
入間市工業会・入間市金融団・入間市の連携により、地域企業とIT企業をマッチングする商談会を開催し、DXソリューションの導入を促進しています。直近では、令和6年2月21、22日に開催し、約60社(80名)にご来場いただきました。
●脱炭素経営促進マッチング会
令和5年12月21日に入間市と西武信用金庫が締結した「地域活性化に関する連携協定」に係る事業の一環として、「脱炭素経営促進マッチング会」を下記のとおり開催します。市内で先進的に脱炭素経営に取り組む企業の事例紹介や、個別相談会に加え、実際にCO2の「見える化」を実演し、脱炭素促進に向けて動き出す事業者を支援していきます。
○入間市、西武信用金庫共催『脱炭素経営促進マッチング会』
日時:令和6年6月6日(木)15時30分~17時20分(受付開始15時)
場所:入間市市民活動センター3階活動室1
対象:入間市内で事業を行っている方
申し込み:右記QRコードより
問い合わせ:エコ・クリーン政策課
▼狭山茶産地でICT(デジタル技術)を活用した広域実証実験
入間市、埼玉県茶業研究所、NTT東日本埼玉西支店は、デジタル技術を活用した新たな茶園管理の実証に取り組んでいます。
埼玉県茶業研究所の屋上に、広域で使えるWi-Fi新規格(11ah)のアクセスポイントを設置し、入間市研修センターハウス内の圃場に設置したIoT※1センサー、カメラによりデータを取得しています。取得したデータは、スマートフォンのアプリで生育状況等をリアルタイムで確認することが可能なため、ハウス管理に役立っています。
この実証実験により得られた知見をもとに、効果や課題を抽出し、狭山茶栽培のスマート農業化への取り組みを進めています。また、茶栽培に得られた成果を狭山茶産地に応用、展開することができるように推進しています。
○主な取得データ
・温湿度
・日射量
・土壌水分
・土壌EC※2
・風速風向
・画像(静止画・動画)等
※1 IoT:Internetofthingsさまざまなモノがインターネットにつながる仕組みのこと。
※2 土壌EC:土の電気伝導度。EC値が高いほど土壌に塩類が多く含まれることが分かる。
▼スタートアップ企業等から地域課題解決策を募集するアイデアコンテスト
令和5年7月に入間青年会議所と連携して、市の地域課題を整理し、スタートアップ企業等から課題解決策を募集するアイデアコンテストを実施しました。
※スタートアップ企業…革新的なアイデアで短期的に成長する新興企業
●Stand up! IRUMA2023~まちの”ゆめ”になるビジネスプランコンテスト~
〔最優秀賞〕入間漫才フェスD-1グランプリ
○提案内容
令和の時代に対応した多様性のあるお笑いフェスで、D-1の“D”はDiversity(多様性)を意味します。日本語教室や、障害者就労支援施設及び特別支援学級等で、漫才作成講座を行います。「お笑い×福祉」の先行事例を、オンラインツールを活用して入間市から広く発信し、多様性を受け入れ、誰もが暮らしやすいまちを目指します。
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