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自治体の皆さまへ

〔コラム〕未来へのリレー

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埼玉県入間市

新規就農の夢を叶え有機農業で未来を耕す
武蔵野どぅどぅ農園 園長 須田 淳二さん

○プロフィール
8年間、別の仕事をしながら農業修行ののち2021年から入間市で農業を始める。「大切なものを育み大切に届ける」がモットー。毎年種を取ることでその土地の気候に合った種に順化する「固定種野菜」や、「無農薬・自然栽培」のおいしい野菜作りに日々奮闘している。

「どぅどぅ農園」という名前は、草がいっぱい生えている畑で土を掘ったときに、ミミズがたくさん出てきて土がフカフカしている様子を見て、「土が躍動している」と感じたことから生まれました。
有機栽培に魅力を感じたのは、他の有機農家さんの畑を見たときです。そこで育つ作物が生き生きしていて、自分も作りたいと思いました。農業大学校で2年間学んだ後、熊本の有機農家でさらに勉強させてもらいました。
自然栽培で作物を育てるために、畑の土の状態を整えることから始めています。この土地を借りてからまだ2年ですが、畑の状態が少しずつ良くなっているのを感じます。
年間60品目以上の野菜を育て、個人のお客様に直接野菜セットを配達しています。個人宅配のお客様からは、直接反応をいただけるので、たとえ作物の出来がよくなくても、いろいろな意見を参考にして次に生かすことができます。
有機農業は、虫の被害が大きくて、特に夏場は収穫できないこともあります。そういうときは辛いですが、お客様から「美味しい」という声をいただくと、有機農業に挑戦して本当によかったと感じます。
今後も有機農業を続けて、もっと広めていきたいです。他の農家さんとの情報共有や種の交換会などもやってみたいと思っています。

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