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八潮高校・八潮南高校の生徒が編集しました『思い出を振り返ろう!』(1)

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埼玉県八潮市

~高校が生まれ変わります~
八潮高校と八潮南高校は、令和8年に統合し、新たに「ビジネスに関する学科」と「普通科」が併設された学校が開校します。統合に伴い、今回私たちの高校について取材をしました。

■実は、八潮高校・八潮南高校の卒業生!?
おふたりにインタビューしてみました!

▽平田卓朗(ひらたたくろう)さん
(元陸上十種競技オリンピック強化指定選手)
平成10年 八潮高校卒業

平田さんが高校生の頃は、陸上部に約100人の生徒が所属していて、トップクラスに人気で盛んな部活だったそうです。
八潮高校のグラウンドには、水はけがよく、雨の日でも競技が行える「タータン」(全天候型トラック)が整備されています。これは創立20周年の記念に作られたもので、県内の公立高校では珍しいため、八潮高校で陸上をやりたい生徒が多く集まっていたそうです。
八潮高校で学んで良かったことを伺うと、「部活動を通してコミュニケーション能力が養われました。また、学校生活を通して仲間との助け合いの心を学びました」と話されていました。

▽宇田川優希(うだがわゆうき)さん
(オリックス・バファローズ所属)
平成29年 八潮南高校卒業

宇田川さんは、2023年に開催されたWBC(ワールドベースボールクラシック)の日本代表に選出されました。
宇田川さんの高校生の頃について伺うと、「学校全体の雰囲気がとにかく良く、高校生活を通して人生においての大切な友人ができた」と教えてくださいました。
また、一番の思い出や学生時代大切にしていた言葉について伺うと、「やってきたことの集大成である最後の夏の大会が一番の思い出です」とのことでした。
大切にしていた言葉は「高校の野球部の監督の『いつでも挑戦者』という言葉です」と答えてくださいました。

■八潮高校の歴史が残る「食堂・合宿所」
~先生も生徒も思い出いっぱい~
多くの生徒の青春が詰まった「食堂・合宿所」の建物は1階が食堂、2階が合宿所になっていて屋根には風見鶏が設置されています。
今は閉鎖されていますが、今回は特別に建物の中を見学させていただきました。
食堂は、令和6年3月まで長きにわたり多くの生徒や先生方でにぎわう憩いの場でした。お話を伺った英語の佐川先生は、「メニューが豊富で日替わりのメニューを見るのが毎日の楽しみでした。新しい軽食メニューもその都度増え、常に安くて美味しいものを食べさせてもらっていました。」と話されていました。
合宿所は、畳の大部屋やお風呂、冷蔵庫などがあり、多くの部活動が合宿を行った歴史と重みのある施設でした。

■校歌に宿る 古関・清水の魂
八潮南高校の校歌は、古関裕而(こせきゆうじ)さんが作曲、清水義潔(しみずぎけつ)さんが作詞を手掛けました。
作曲した古関さんは、生涯で約5,000曲を作曲したといわれる「昭和の大作曲家」です。作曲した有名な曲は、阪神タイガースの歌「六甲おろし」や夏の高校野球選手権大会の歌「栄光は君に輝く」などがあります。また、県内12校の校歌を作曲し、市内だけでも八潮南高校のほかに八潮中学校・潮止中学校・大曽根小学校・中川小学校の校歌を作曲しています。
作詞した清水さんは、大曽根小学校の初代校長で、古関さんにピアノを習っていたことがあり、その縁で校歌の作曲をお願いしたそうです。
令和元年度の校長は、校歌について、明るい未来を作っていくことを願った応援歌なのではないかと考察しており、堂々と胸を張って大きな声で歌ってほしいと語っています。

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