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歴活(レキカツ)-知れば史るほど-

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埼玉県加須市

■大越の縄文遺跡
利根川の防災対策として「河川改修事業」が計画され、堤防強化工事が行われました。それに先立つ平成22年5月から、埋蔵文化財発掘調査が実施され、長竹遺跡、宮西遺跡、樋ノ口遺跡が発掘されました。
発掘された物について知りたいと思い、山口栄一氏(大越在住の郷土史家)の「私の郷土史」を読み学習しました。また、県立歴史と民俗の博物館の所蔵資料も読みました。
そこで注目したのは、県内に例のない直径110mの規模をもつ、縄文時代の巨大な環状盛土遺構と、一辺が約12mの大型住居が発見されたということです。
環状盛土遺構は小高い丘で、遠くからでも見られ、そこに多くの人が集まり集落が作られました。自然環境に恵まれ、食料も豊富で、保存や加工を工夫して分け合いながら生活していた縄文時代が想像されます。また、大量の土器や土偶、装身具などが出土したことに驚かされます。
紹介者:黒田茂子 加須市文化財保護審議会委員

○長竹遺跡
住所:大越地内
問合せ:生涯学習課
【電話】0480-62-1223

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