〔特集〕自治会の今とこれから(1)

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■北本の自治会の現状
北本市には現在、111の自治会があり、加入率は令和5年度時点で、69・3%となっています。自治会の世帯数を見ると、最小で20世帯以下、最大で700世帯超えと、その規模は様々です。
近年、少子高齢化やライフスタイルの多様化により地域のつながりが希薄化し、市内の自治会でも会員や行事参加者の減少、会長の負担増加、役員の担い手不足などが課題となっています。
しかし、深刻な大規模災害に見舞われた地域では、近隣住民の助け合いや支え合いが重要な役割を果たしています。自治会の持つ、様々な課題に自ら取り組む地域力は、つながりが希薄化した現代こそ必要と言えます。

■自治会の年間イベント(例)

※自治会が自ら主催する行事もあれば、市やコミュニティが主催する行事に自治会として参加する場合もあります。

■今こそ聞きたい　自治会へのソボクな疑問
◇自治会ってどんなことをしているの?
地域の皆さんが暮らしやすくなるよう、様々な活動をしています
自治会は、住民の皆さんによって自主的に結成されています。みんなで助け合いや親睦を深め、地域の問題解決に取り組み、普段の暮らしを支える最も身近な組織です。具体的にはごみ集積所の管理、回覧板、防犯パトロールなどの安全活動、道路の清掃(環境美化運動)、集会所の管理や活用、まつり、交流サロンなど、日々の生活に直結するものやイベントなどを行っています。

◇自治会の加入は義務なの?
義務ではありませんが、ぜひ加入をご検討ください!
自治会は、自分の住む地域をより住みやすいまちにするために活動する住民自治組織です。少子高齢化が進む中、災害時や困ったときはみんなで支え合える地域にすることが今後はますます重要です。市としても自治会の活動を様々な形で支援していますので、ぜひ加入をご検討ください。

◇自治会はどうやって入るの?
自治会によって加入方法が異なります
まずは、ご近所の自治会の班長さんや、役員さんにお声がけください。また、居住している地区の役員さんがわからない場合は、くらし安全課で対象地区の自治会長をご案内しますので、お問い合わせください。

◇自治会と行政の関係は?
活動に補助金を出したり、地域の要望を受け付けたりしています。
行政は自治会活動に対して補助金を交付しています。ごみ集積所の設置や移動、防犯灯やカーブミラーの修理、設置、道路側溝の清掃などの地域の困りごとについて自治会と行政は連携、協力して解決しています。

◇加入するメリットは?
情報が入りやすくなり、住民同士で顔の見える関係ができたり、市に要望を出したりできます。
・行政情報などが「回覧板」を通して自治会内で共有される他、地域での身近な情報(イベントや生活関連)が手に入ります
・草刈りや側溝清掃など、地域の環境整備に協力して取り組み、住民同士に顔の見える関係ができることで、地震や風水害などの災害発生時にスムーズに助け合えることにつながります
・道路・水路・防犯灯などの生活を送る上での課題について、行政に対して自治会を通じて要望することができますこうした自治会でのつながりによって、住みよい地域になり、安心して生活できます。