4月6日(土)~15日(月)
新学期が始まる4月から6月にかけて、幼児や小学生の交通事故が増加する傾向にあります。
横断歩道は歩行者が優先です。交通ルールを守り、思いやりのある運転を心掛けましょう。
◆県内交通死亡事故の特徴 令和5年1月~12月
▽年齢層別では高齢者※1の事故が多い
▽状態別では歩行中の事故が多い
▽交差点※2での事故が多い
※1 65歳以上
※2 付近を含む
◆家庭における交通安全
「四つの約束」を合言葉に、お子さんに交通ルールやマナーを守る態度を身に付けさせましょう。
▽1とまる
横断歩道を渡る前に、必ず止まりましょう。
▽2みる
飛び出しは大変危険です。右・左の安全をよく見て確かめましょう。
▽3まつ
右・左の信号が赤になっても前の信号が青になるまで待ちましょう。
▽4たしかめる
渡る時は、もう一度、車やバイクが来ないか確かめましょう。
・二輪車での無謀運転、危険・迷惑行為をしないよう呼び掛けるとともに、交通事故の責任や命の大切さについて話し合いましょう。
・加齢に伴う身体機能や認知機能の変化などを踏まえて、衝突被害軽減ブレーキおよびペダル踏み間違い時加速抑制装置が搭載された安全運転サポート車の利用や運転免許証の自主返納などについて話し合う機会を設けましょう。
◆交通事故の加害者・被害者にならないために
▽歩行者
横断歩道以外の場所で横断したことによる交通事故が起きています。急いでいても、近くの横断歩道を利用するようにしましょう。やむを得ず横断歩道以外の場所を横断する場合は、見通しの良い場所で、左右の安全を十分に確保してから横断しましょう。信号が赤色、黄色、青色点滅している場合は、焦って横断することなく、次の信号まで待ちましょう。また、「青信号は渡ることができる」という意味です。安全を確認してから渡りましょう。
横断歩道を渡る際は、手を上げるなど運転手に横断する意思を明確に伝えましょう。
▽自転車運転者
自転車は車両との認識を持ち、原則車道の左側を通行しましょう。歩道を通行する場合は車道寄りを徐行し、歩行者優先を徹底しましょう。交差点では信号と一時停止を守って、安全確認を必ず行いましょう。
2人乗りや無灯火、スマートフォンなどの使用、飲酒運転はやめましょう。
〈自転車安全利用五則〉
(1)車道が原則、左側を通行歩道は例外、歩行者を優先
(2)交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
(3)夜間はライトを点灯
(4)飲酒運転は禁止
(5)ヘルメットを着用
▽自動車運転者
自動車運転手の皆さん、歩行者優先を守っていますか。信号機のない横断歩道で車が止まらないという問題が全国で報告されています。横断歩道に接近したら減速、安全確認をしましょう。横断歩道を渡ろうとしている人や渡っている人がいるのにもかかわらず、一時停止をしなかった場合や歩行者の通行を妨害した場合は、横断歩行者等妨害等違反として検挙の対象となります。また、夕暮れ時は物が見えにくくなり、見落としを原因とする交通事故が多発する時間帯です。早めのライト点灯をお願いします。
・全席シートベルトを着用し、幼児、児童には体格に合ったチャイルドシートなどを正しく使用しましょう。
・妨害運転(あおり運転)は危険です。運転に際してはゆとりと周囲への思いやりの気持ちを忘れないよう心掛けましょう。
・スマートフォン、携帯電話は、安全な場所に駐車してから使用しましょう。
・飲酒運転は悪質な犯罪です。絶対にやめましょう。
◆万が一に備えましょう
〈自転車乗車用ヘルメット着用努力義務化〉
道路交通法の一部改正(令和5年4月1日施行)により、すべての自転車利用者に対し、乗車用ヘルメット着用努力義務が課されています。
県内の自転車事故で亡くなった約6割の方が頭部に致命傷を負っています。頭部を保護する乗車用ヘルメットを正しく着用することにより、交通事故の被害を軽減し、命を守ることにつながります。
大切な命を守るため、自転車に乗るときは乗車用ヘルメットを積極的にかぶりましょう。
〈自転車保険〉
県内で自転車を運転する場合には、自転車損害保険などへの加入が義務付けられています。
自転車事故による高額賠償事例が全国各地で散見されており、子どもであっても賠償責任を問われます。
万が一に備えて、保険に加入しましょう。すでに加入済みの方も忘れずに更新しましょう。
問合せ:危機管理課
【電話】940・1072
【FAX】981・5392
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