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自治体の皆さまへ

特集 みんなで考えよう!災害に備える

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埼玉県宮代町

災害への備えの第一歩は関心をもつことです。今月号では、自助・共助それぞれで災害に備える町民のみなさんを紹介します。写真(※本紙参照)は、家族と「マイ・タイムライン」を作成した森田さん一家と作成に協力した町民生活課職員。

毎年のように全国各地で自然災害が発生し、防災・減災の必要性が高まっています。災害対策には、自分自身や家族で備える「自助」、地域で備える「共助」、行政で備える「公助」の3つがあります。
今回は、「自助」「共助」それぞれで災害に備えているみなさんの特集です。

■水害に関する調べ学習が全国へ(自助)
水害が起きた場合にどう対処すればよいかを調べ、「第12回宮代町図書館を使った調べる学習コンクール」で図書館長賞を受賞し、全国コンクールでは佳作を受賞した森田さんとご両親にお話を伺いました。
◇「命を守る行動を」とは?
昨年6月、梅雨前線と台風2号の影響で埼玉県内でも浸水被害が相次ぎました。森田さんは、武蔵野線で川口市に行くことがあり、水田が水浸しとなっている様子を目の当たりにして衝撃を受けました。そのときテレビのアナウンサーが「命を守る行動を」と呼びかけていましたが、森田さんは「命を守る行動ってなんだろう」と疑問に感じ、水害について調べました。

◇マイ・タイムラインで慌てず行動
森田さんは、調べる中で水害時の避難行動計画「マイ・タイムライン」を作成し、家族と共有しました。
作成にあたっては、町民生活課を訪れ、抱いていた疑問を解消して作りました。避難時の持ち物は、水が引いて物資が届くまで足りるように3日分用意するなど、具体的に計画することができたといいます。避難先も、公設の避難所だけでなく、祖父母の家や垂直避難(自宅の高いところへの避難)など、様々な想定をしました。避難先をいくつか選べるようにしておくと安心感が違うということが家族にとって新たな発見だったといいます。
森田さんは、「避難するタイミングなど行動すべきことがイメージできたので、災害があったときは慌てずに対応できそうです」と笑顔で話します。
4月から中学生になり、環境も変化しました。「マイ・タイムラインも環境の変化に合わせて更新していく必要があるね」とお父さん。お母さんも「マイ・タイムラインを共有しているので、家族がどこに避難したか予想を立てやすいです」と話してくれました。

作品のレプリカは9月29日(日)まで図書館で展示されています。

■マイ・タイムラインを作ってみよう!
マイ・タイムラインの作り方は、町ホームページに掲載しているほか、宮代町ハザードマップでもご確認いただけます。

■携帯トイレの備蓄をしましょう
災害時、断水や排水管の破損により、トイレが使えなくなることがあります。1人あたり少なくとも15回分(5回×3日分)の携帯トイレを用意しておきましょう。

■宮代町地域防災訓練に行こう!
地域の防災力強化を目指して10月20日(日)に笠原小学校で開催します。詳しくは10月号でお知らせします。ぜひご参加ください。
消防車・自衛隊車両の写真撮影や乗車体験もできます!

問合せ:危機管理担当(2階16番窓口)
【電話】34・1111 内線279

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