高齢者や一人住まいの方から「ペットの猫が飼えなくなった。どうしたらよいでしょうか?」という相談を多く受けるようになりました。猫の寿命は約15年です。飼う前に「15年先まで世話ができるか?」よく考えて飼いましょう。
■猫が飼えなくなった理由
・飼い主の病気、入院、福祉施設へ入所することになった。
・長年連れ添ってきた家族が、病気になり看病することになった。
・猫が病気になった。
・猫が増えすぎて世話ができなくなった。
飼い主は、病気等により入院せざるを得なくなったときのために、猫の世話をお願いできる親類や知人、近所の方を普段から探しておくなど、残された猫の行く末を考えておく必要があります。
■猫が幸せに寿命を終えるために知っておきたいこと
▽猫を飼うのに生涯かかる費用
猫もいつかは、病気の治療や介護が必要になる場合があります。1匹の猫の生涯にかかる費用は、100万円以上ともいわれます。
▽不妊去勢手術
猫1組のオスとメスから、1年で最大70匹にも増えてしまいます。みだりに繁殖をさせないように不妊去勢手術をしましょう。手術することは、病気予防のメリットにもなります。
猫を飼うには、生態(繁殖能力の強さ)を理解し、飼い主の生活環境(家族構成、年齢、健康状態、収入など)に応じて、無理なく責任をもって最後まで世話をしてください。
■お願いです!動物を飼う3つの約束を忘れないでください。
1 いじめないで
2 ふやさないで
3 長くおせわを
問合せ:県動物指導センター
【電話】536-2465
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