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【特集】知っていますか デフリンピック

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埼玉県富士見市

■日本初開催 開催100周年まであと1年 知っていますか デフリンピック
・東京2025デフリンピック
日時:令和7年11月15日~26日
場所:東京都、静岡県(自転車競技)、福島県(サッカー競技)
種目:21競技(陸上、水泳、卓球、サッカーなど)

◆きこえない選手のための国際的スポーツ大会
デフリンピックとは、国際的な「ろう者のオリンピック」のことで、Deaf(デフ)は英語で「きこえない」という意味です。オリンピックと同じく4年に1度、夏季大会と冬季大会がそれぞれ開かれます。
競技ルールはオリンピックと同じですが、きこえない選手のため視覚的に補う環境を整えていることがデフリンピックの特徴です。また、パラリンピックにはきこえない選手の種目は含まれません。
デフリンピックは、パラリンピックが開催されるよりも前の1924年に始まり、日本で初めて開催される「東京2025デフリンピック」は開催100周年の記念すべき大会です。
この機会にデフリンピックを知り、大会を応援しませんか。

◆[Pick Up!]「音」の代わりに「目」で見える合図を
デフリンピックは、補聴器等がない状態で、ふつうの声での会話(55デシベル)がきこえない選手が参加できます。そのため、耳がきこえなくても参加者が不利にならないよう、目で分かるさまざまな工夫がされています。
・スタート合図はフラッシュランプを使って知らせる
・審判が旗や手をあげて反則などを知らせる など

○競技上のハンデ
きこえる人と比べて不利な面があると研究で報告されています。
例えば、チームメイトとの声がけや、競技中の判断材料となる風や打球などの音がきこえないなど、きこえない選手にとって「目に見えないハンデ」があります。

◆大会啓発のための富士見市の取り組み
市役所内のデジタルサイネージや鶴瀬駅東口の電子掲示板での動画配信、大会啓発を兼ねたイベントを行っています。

○選手が講師予定のイベント
・あいサポートイベント
日時:12月14日(土)
場所:鶴瀬コミュニティセンター

・聴こえとコミュニケーションに関する講演会
日時:令和7年1月11日(土)
場所:鶴瀬西交流センター
※開催月の広報『富士見』で詳しく掲載予定

◆デフリンピック支援のため(一財)全日本ろうあ連盟に市職員1人を派遣(2年間)
〔派遣職員からのメッセージ〕
当初は手話をまったく使えず、うまく意思疎通を図れるか不安でしたが、「大切なのはお互いに『伝えたい、理解したい』という気持ちだよ」と言ってもらえたことで、手話の間違いを気にせずに、積極的にコミュニケーションがとれるようになりました。
選手や子どもたちの夢と希望がつまったデフリンピック大会の成功に向け、多くの皆さんに応援していただけるよう、盛り上げていきたいと思います。

※ICSDロゴに関する一切の知的財産権は、国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が保有し、日本では全日本ろうあ連盟が管理しています。

■「手話は言語」を広めよう!

◆富士見市は手話言語条例を定めています
手話とは、耳がきこえない人やきこえづらい人が会話をするときに、手指や体の動き、表情を使って視覚的に表現する、音声言語とは異なる言語です。
障害者の権利に関する条約や障害者基本法で「手話は言語である」と位置付けられ、本市でも平成27年12月市議会で「富士見市手話言語条例」が可決・成立しました。
平成28年には国の手話言語法制定を求めて全国手話言語市区長会が設立され、令和6年5月現在、本市を含め645市区長が加盟しています。星野光弘市長は会長などを経て現在は事務局長に就任し、手話言語のさらなる普及活動に努めています。
手話を使う方が安心して日常生活を送るためには、一人ひとりが手話に対する理解を深め、それぞれの言語を尊重し、コミュニケーションを図ることがとても大切です。
東京2025デフリンピックを通じて障がいへの理解を深め、誰もが個性を生かし力を発揮できる共生社会の実現を目指していきましょう。

◆手話に関する講座や支援など
・はじめての手話体験講座
初めて手話を学ぶ方、手話に興味のある方を対象に開催しています。

・手話奉仕員養成講習会
初心者の方を対象に講習会(入門・基礎)を開催しています。

・手話通訳者養成講習会
手話通訳者を目指している方を対象に開催しています。手話通訳課程と実践課程を約2年間かけて学びます。

・あいサポーター研修
障がいのある方が困っているときにちょっとした手助けができるよう、障がいについて知ることができます。

・手話通訳者派遣事業
聴覚・音声および言語機能に障がいのある方の円滑なコミュニケーションを支援するため、手話通訳者を派遣しています。

申込み・問合せ:富士見市社会福祉協議会
【電話】049-254-0747

・聴覚障がい者災害時援助用バンダナ
災害時に着用することで周囲からの手助けや情報を受けやすくします。
対象:市内在住で聴覚に障がいのある方、手話で支援をしていただける方
配布場所:障がい福祉課

▽[Pick Up!]広報『富士見』で「手話で楽しもう」(P26参照)を連載中!
毎号、富士見市聴覚障害者の会と富士見手話サークルの皆さんにご協力いただき、日常で使える簡単な手話単語を掲載しています。
動画も配信していますので、ぜひご覧ください。

※各講座の実施日は広報『富士見』などでお知らせします。

■参加してみませんか 富士見手話サークル
・昼サークル
日時:毎週木曜午前10時~正午
場所:市民福祉活動センター「ぱれっと」ほか

・夜サークル
日時:毎週木曜午後7時~9時
場所:鶴瀬西交流センター

・日曜サークル
日時:第3日曜午前10時~正午
場所:水谷東公民館

問合せ:富士見市社会福祉協議会
【電話】049-254-0747

問合せ:障がい福祉課
【電話】049-257-6114

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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