■令和5年の犯罪発生状況
令和5年中の県内の刑法犯認知件数(確定値)は4万9,653件であり、前年同期に比べ7,670件増加しています。
また、令和5年中の富士見市・ふじみ野市・三芳町の刑法犯認知件数は1,781件であり、前年同期に比べ179件増加しています。
なかでも地域住民の身近な犯罪である自転車盗難、侵入窃盗が特に増加している状況です。特殊詐欺では特に65歳以上の高齢者や女性の被害者が多くなっています。
令和5年の刑法犯認知件数(確定値)および特殊詐欺発生状況(暫定値)
※各発生場所の数値であり、東入間警察署の認知件数とは数値が異なります。
◆特殊詐欺とは
犯人が電話やはがきなどで親族などをかたり、現金やキャッシュカードをだまし取る「オレオレ詐欺」や、医療費の還付金があると言ってATMでお金を振り込ませる「還付金詐欺」などの犯罪のことです。
◇東入間警察署管内の特殊詐欺被害の特徴
・市役所をかたり、還付金でATMに誘引し振り込ませる還付金詐欺
・パソコンなどのウイルス感染の修理代金、プリペイドカードでウェブサイトの登録代金の支払いを求める架空請求詐欺
◇国際電話番号による特殊詐欺が急増中
「+1」や「+0」などから始まる番号の電話には「出ない、かけ直さない」ようにしましょう。
海外との通話が不要な方は、発信・着信を無償で休止できます(固定電話のみ)。
問合せ:国際電話不取扱受付センター
【電話】0120-210-364
■犯罪被害に遭わないために
◆詐欺の電話に注意しましょう
令和5年中の県内の特殊詐欺認知件数は減少傾向にあり、東入間警察署管内の認知件数・被害金額も前年と比べほぼ横ばいですが、特殊詐欺の電話がかかってきたとの通報は毎日のように寄せられています。
「自分はだまされるはずがない」「うちの親は大丈夫」などといった先入観は捨てて、引き続き普段から家族や身近な人と気軽に相談できる環境づくりを心がけましょう。
〔電話詐欺を防ぐためには〕
犯人の話術は巧妙で、電話に出ると誰でもだまされる可能性があります。犯人からの電話に出ないために、日ごろから次のような心構えを意識しましょう。
◇被害を防ぐポイント
・在宅中でも留守番電話にセットする
・防犯機能付き電話を利用する
・万が一電話に出てしまった場合に備えて、普段から家族間で連絡を取り合う
◆悪質な屋根修理業者に注意しましょう
市内では「不審な屋根修理業者が訪問してきた」などの情報が多く寄せられています。断っても帰らない、勝手に家に上がられたなど身の危険を感じたら110番通報してください。
◇被害を防ぐポイント
・話をうのみにしない
・ほかの業者にも点検や見積りを依頼する
・家族と相談してから契約する
問合せ:
けいさつ総合相談センター【電話】#9110
消費者ホットライン【電話】188
◆自転車の盗難に注意しましょう
県内では、令和5年中に自転車盗難が1万3,622件発生し、前年に比べ3,251件増加しています。被害の6割以上はカギをかけていない状態で盗まれており、自宅や駅付近の駐輪場などで多く盗まれています。
◇被害を防ぐポイント
・必ず鍵をかける
・車体に付いている鍵に加え、ワイヤーロックで二重に施錠する
問合せ:
東入間警察署【電話】049-269-0110
東入間防犯・暴力排除推進協議会
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