■「人・水・未来をつなぐ下水道」
幸手市長 木村純夫
先日、下水道事業審議会委員一行と、中川水循環センター(三郷市)を訪問しました。
下水道には「汚水を速やかに集め、処理し、快適で衛生的な生活環境を確保」し、「浸水から街を守る、河川水質の改善・保全、下水道資源及び施設の有効活用」等の役割があります。
視察した中川水循環センターの年間処理水量は、約1億7340万m3。家庭・工場から集められた汚水は、反応タンク(汚れを分解)や消毒(次亜塩素酸ソーダ)など様々な処理工程を経て、中川に放流されます。その水は、中川の水より透明度の高い不純物の少ない水です。
また、施設の運転に伴い二酸化炭素などの温室効果ガスが排出されます。そこで、センターでは、汚泥焼却の際に、補助燃料を使用せずに汚泥自体の持つエネルギーを使用する「自燃運転」など、環境にやさしい取り組みをしています。
研修視察して思った事は、上水道と同様に下水道は大切で、例えが適当でないかもしれませんが、上水道と下水道は、私たちの食事と排泄と同じで、切っても切れない関係です。
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