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子宮頸(けい)がん検診を受けましょう~今年度は20歳以上の女性全員が受診できます~

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埼玉県志木市

市では、「HPV検査は浸潤がん罹(り)患率の減少効果がある」という根拠に基づき、WHO(世界保健機関)が推奨する、子宮頸がん発症の原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染有無を調べる「HPV単独法検診」を導入し、高い精度で早期発見、早期治療につなげるための体制を整えています。今年度の子宮頸がん検診は、20歳以上の女性全員が対象となりますので、ぜひこの機会に受診しましょう。

■子宮頸がんとは
子宮頸部にできるがんのことで、原因はHPVというウイルスの感染です。初期症状がないことが多いといわれていますが、進行した場合、月経中でないときや性交時の出血、においを伴う茶色の膿のようなおりものや粘液がたくさん出るなどの症状が見られるようになります。

■HPVの感染=がん?
HPVは、性的接触のある女性の50%以上が生涯で一度は感染するといわれており、感染しても約90%の確率で2年以内に自然免疫によりウイルスは排除されます。しかし、ウイルスが自然に排除されず、数年から数十年にわたって持続的に感染した場合は、がんになる可能性があるといわれています。

HPV感染からがん細胞になるまでのイメージ

■早期発見が重要
子宮頸がんは、早期に発見されれば、治療により比較的治癒しやすいがんとされていますが、ほかのがんと同じように、発見される時期が遅くなると治療が困難になります。がんは少しずつ進行していくため、HPV検診をはじめとした定期的な子宮頸がん検診を受診し、早期発見・早期治療に努めることが重要です。

■HPV感染を予防できる「HPVワクチン」を受けましょう
小学6年生から高校1年生年齢相当の女性または、平成9年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女性は、HPV感染予防のためのワクチンを無料で接種できます。詳しくは、市ホームページをご覧ください。
また、ひどい生理痛や不正出血(月経時以外の出血)、月経の異常(周期が長い・短い、経血量が多い)、下腹部の痛み、外陰部のかゆみ、生理前にイライラするなどの症状が出た際に、気軽に相談できるかかりつけ医をもちましょう。

■HPV検査と細胞診検査
子宮頸がん検診には、子宮頸がん発症の原因であるHPVの感染の有無を検査するHPV検査と、感染によって変化し、がんに進行する「異形成」状態の細胞の有無を検査する細胞診検査の2種類があります。いずれも個別検診または集団検診で受診することができますので、詳しくは、市ホームページをご覧ください。

■個別検診
実施期間:令和7年2月28日(金)まで
実施場所:志木・朝霞・和光・新座市の子宮頸がん検診実施医療機関、恵愛病院(富士見市)
自己負担額:700円
申込み:直接、受診する医療機関にお問い合わせください

■集団健(検)診
市内の公共施設などで実施する健(検)診です。レディースデーを設けているほか、健(検)診結果をもとに、生活習慣を振り返る機会として、結果説明会も開催します。
実施期間・実施場所:下表のとおり
自己負担額:600円
申込み:集団健(検)診実施日の4週間前までに本紙7面QRコードのWEB予約サイトまたは申込み専用ダイヤルから予約申込み
申込み:専用ダイヤル【電話】0120(373(みなさん))489(よやく) 受付時間:8時30分~17時
*土・日曜日、祝休日、12月31日~令和7年1月3日を除く


♥…レディースデー(女性のみ健(検)診を受けられます)

■令和7年度から検診の間隔が変わります
科学的根拠のある厚生労働省の指針に基づき、令和7年4月1日からHPV検査と細胞診検査の検診間隔が変わります。HPV検査の結果が陽性の場合は、同じ検体を使って自動的に細胞診検査を実施し、次年度もHPV検査が受診できるよう受診券を送付します。また、HPV検査の対象年齢の年に未受診だった人には次年度に受診券を送付するなど精度管理とフォローアップも行っていきます。

■検診間隔と対象年齢(各年4月1日時点の年齢)
HPV検査…5年に1回(30、35、40、45、50、55、60歳)
細胞診検査…2年に1回(20、22、24、26、28、62歳、以降2歳刻みの年齢)

問合せ:健康政策課
【電話】048-456-5370

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