10月13日(日)午前10時30分~午後9時
■-ふるさとの音色- 重松流(じゅうまりゅう)祭ばやし
所沢生まれの古谷重松(ふるやじゅうまつ)が編み出した囃子(はやし)の流派です。幕末から明治期以降、所沢を中心に多摩地域にかけて広まりました。
重松流の特徴は、テンポの良さと小太鼓二つの掛け合いにあるといわれています。歴史ある山車と、重松流祭ばやしは所沢っ子の心を震わせます。
■-時代を超えて継承される伝統美- 総勢11基の山車
ところざわまつりは明治時代、所澤神明社の秋の祭礼として始まったとされる「山車祭り」が起源と言われています。
・旭町
部材や彫刻は全て純国産のものを使用。台座や回り舞台にも工夫が施されています。
・金山町
金山神社の社殿の彫刻や木材と、現代の技術が融合した渾身の山車です。
・寿町
昭和23年に築造。文化財級だった当時の山車の飾り物の大部分を受け継ぎ作られました。
・西所沢
両側面にある「須佐之男命(すさのおのみこと)の八岐大蛇(やまたのおろち)退治」などをモチーフとした彫刻はまさに圧巻です。
・日吉町・東町
人形が舞台や屋根に乗った山車でしたが老朽化が進み、以前の山車の台座を生かして作られました。
・星の宮
狭い道路でも山車を曳(ひ)きまわすことができるように山車が360度回転します。
・宮本町
明治以前からあった部品で制作。中でもかねは天保年間(1831年~45年)作の歴史あるものです。
・御幸町
江戸時代後期作。現在でも屋根に人形浄瑠璃を飾ることができる市内で唯一の貴重な山車です。
・元町東
毛彫り細工の上り龍と下り龍が自慢。曳網(ひきあみ)を付け替えるだけで前後が変わる回り舞台が特徴です。
・元町本町
総欅(けやき)で、釘を使わない組み立て式で作られました。所沢一の大きさを誇ります。
・有楽町
左右柱の上り龍と下り龍、屋根にある竜宮の彫刻が特徴。市の有形民俗文化財に認定されています。
■注目イベント
◇子どもオープニングマーチ
午前10時45分~11時10分
子どもたちが吹奏楽や鼓笛の演奏を披露し、まつりのスタートを盛大に盛り上げます。
◇山車の曳っかわせ
すれ違う際山車同士で向かい合い、重松流祭ばやしに合わせて舞や音色を競い合います。
午後7時30分から元町コミュニティ広場前とトコトコスクエア前の2カ所に山車が集まり、まつりのフィナーレを飾ります。
◇民踊流し
午前11時15分~11時45分
6年ぶりに復活!所沢にゆかりのある音頭に乗せて、まつりのメイン会場を練り歩きます。
サプライズゲストも登場予定です!
◇子ども遊びエリア
午前10時30分~午後8時
まつりを彩る新たなイベント!小さな子どもでも楽しめる射的やダーツなどのブースがあります。
■完全復活したまつりにご期待ください!
数年間に渡る新型コロナウイルス感染症の影響で、まつりが中止または規模縮小での開催となっていました。
今年からは、民踊流しが6年ぶりに復活するなど、ようやく100%の規模で開催することができます。本来の姿のところざわまつりにぜひ期待し、思う存分満喫してください。
また、ところざわまつりの目玉である総勢11基の山車もぜひ見ていただきたいです。
山車は完成した年代や装飾・彫刻など、それぞれ個性と歴史があります。山車ごとの特徴にも注目して見ていただけると、山車の曳(ひ)きまわしをさらに楽しむことができると思います。
ところざわまつり実行委員会 会長/所沢商工会議所 会頭
荻野 敏行(おぎの としゆき)さん
■10月13日(日)午前10時~午後9時 交通規制を実施します
※詳しくは本紙をご覧ください。
■ところバスの経路変更
10月13日(日)は吾妻循環・山口循環の各コースが一部の便を全区間運休し、その他の便は経路変更します。
また、交通規制後は「所沢駅西口」バス停が図のとおり(本紙参照)臨時バス停に変わります。
◇運休区間
・吾妻循環コース…「保健センター」~「日吉町」~「上新井」
・山口循環コース…「公園通り」~「日吉町」、「金山町二丁目」~「ところ荘入口」
問合せ:都市計画課
【電話】2998-9192
まつりをさらに盛り上げるパリ2024パラリンピック競技大会で大活躍した選手たちの凱旋報告会も行います。(本紙5面参照)
山車や上記で紹介したコーナーのほかにも楽しい催しが盛りだくさん!詳細は同まつり公式HPをご覧ください。
問合せ:商業観光課
【電話】2998-9155
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