「身寄りが近くにいない」、「自分が亡くなったら跡継ぎがいないから、墓じまいを検討している」、「子どもに負担をかけたくない」など、将来のお墓の管理などに不安はありませんか。
近年、核家族化や少子高齢化が進む中で、単身者や子どものいない世帯など、家族単位でお墓を維持することができない方が増えています。このため、市では、後を継ぐ必要がない合葬式墓所を4月に開設します。
■合葬式墓所とは
合葬式墓所とは、複数の方の遺骨を一つのお墓に合同で埋蔵する墓地です。お墓の維持管理の心配がなく、家族単位で埋蔵してきたお墓に代わる新たな選択肢として需要が増えています。
また、墓石などを建てる必要がないことや、継続的な管理費がかからないことなど、一般墓所と比べて経済的な負担が軽くなります。
なお、市の合葬式墓所は、複数の方の遺骨を併せて埋蔵するため、納骨後に遺骨を取り出すことができません。使用を希望する方は、家族や親族とよく相談してください。
■合葬式墓所の概要
・納骨可能数:約4,000体
・1体当たりの使用料・管理料
使用料:49,660円(納骨袋代、骨壺処分費含む)
管理料:104,600円(20年分)
合計:154,260円(原則一括納付)
※別途、使用中のお墓の撤去や改葬(遺骨の移替え)の費用が必要な場合があります
※遺骨は、ご自身で骨壺から納骨袋への移替えが必要です(骨壺の処分は市が行います)。なお、納骨の立合いはできません
■完成イメージ(※本紙をご覧ください)
◯市営墓園案内図
(新塚一丁目5番1号)
墓園B地区内
・芝生下の地中に納骨スペースを設け、遺骨を納めます。中心にはシンボルツリーとして市の花であるコブシを植えます。
・献花台には藤棚を設置します。参拝者はここで手を合わせます。
・スロープや手すりを設置したバリアフリー設計です。
■QandA
〔Q〕合葬式墓所に申込みできるのはどんな人ですか。
〔A〕市営墓園の使用者又は申込日から起算して3年以上前から市に住民登録がある方が対象です。遺族の納骨だけでなく、生前の申込みもできます。
なお、納骨できるのは、申込者から数えて、6親等内の血族、配偶者及び3親等内の姻族(民法における親族)の遺骨です。それ以外の方の納骨はご相談ください。
〔Q〕合葬式墓所は、いつから申込みできますか。
〔A〕
(1)市営墓園の使用者…4月から
(2)市営墓園の使用者でない方…10月頃(詳しくは、広報にいざなどでお知らせします。)
〔Q〕別のお墓に遺骨を納めていますが、合葬式墓所に改葬(遺骨の移替え)できますか。
〔A〕できます。
ただし、市営墓園のお墓を使用している方は、次の2点が条件となります。
・現在使っているお墓は、市に返還してください(遺骨が納められている場合は、全ての遺骨を合葬式墓所に移し替える必要があります)。
・合葬式墓所から一般墓所への改葬はできません。また、合葬式墓所の使用者は、新たに一般墓所を申し込むことはできません。
■市営墓園内での改葬の可否
(※本紙をご覧ください)
問合せ:環境課
【電話】048-481-6769
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