市では、児童・生徒1人に1台のタブレット端末を整備して、ICTを活用した教育を積極的に推進しています。
タブレット端末の更なる利活用のため、令和5年度に全市立中学校に75インチの電子黒板を168台導入しました。
また、令和6年度には、全市立小学校の5・6年生の教室に117台の電子黒板を導入します。今後も、小学校の全学年に段階的に導入する予定です。
※ICT教育とは、タブレット端末やインターネットなどを活用した教育です
■電子黒板3つのすごい!
▽大きくて見やすい
写真や動画などの資料を映すことで、教科書だけではイメージしにくい内容も分かりやすく学べます。インターネットに接続しているため、電子黒板から直接、情報の検索ができます。
75インチの大画面で、どの席からも見やすいです。また、生徒のタブレット端末と連動しているので、細かいところは手元でも確認できます。
▽書き込める、保存ができる
タッチパネル式で、画面に直接書き込むことができます。
資料を映し出すことで、板書をする時間が減り、その分生徒が考える時間や教師が解説する時間を増やすことができます。
書き込んだ文字はデータで保存できるので、いつでも見返すことができます。
▽オンラインで人とつながる
遠く離れた場所にいる外部講師や他校の生徒などとオンラインでつながり、話を聞いたり、意見を交換したりして、学びを深めることができます。
また、各教室をつないで、全校集会やオンライン生徒総会などをすることもできます。
■例えば…こんな授業をしています
▽家庭科 魚の栄養素や調理のポイントを学ぶ授業
(1)魚を使った献立を考える場面。
生徒は、タブレット端末を使ってインターネットで調べたり、教科書で調べたりと、自分に合った方法で考えます。
(2)先生は、生徒の考えを整理したり、ヒントを与えたりして、一人ひとりの主体的な学びを支援します。
生徒は、考えたレシピをプリントにまとめ、タブレット端末で写真を撮ります。
(3)撮った写真は、電子黒板でリアルタイムに共有できます。
(4)先生は、いくつかのレシピを紹介して生徒の考えを深めたり、視点を広げたりします。
考えをまとめたプリントは生徒のタブレット端末に残るので、いつでも授業の振り返りができます。
■生徒や先生の声
「タブレット端末で作成した資料を電子黒板に映しながら発表すると、自分の考えを分かりやすく伝えることができます。」
「大きな画面で、いろいろな考え方に触れたり、比較したりすることができるので、友達と一緒に話し合ったり、自分の考えを振り返ったりする機会が増えました。」
「タブレット端末と電子黒板を活用することで、手を挙げて発言することが苦手な生徒も、考えを発信したり共有したりしやすくなり、こどもたちが主役の授業が実現しています。」
問合せ:教育支援課
【電話】048-477-7142
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