■9月は認知症月間
●「認知症」は脳の病気
認知症とは、脳の神経細胞の働きの低下などによって、脳に変化が起こり、日常生活がうまく送れなくなるような状態のことです。
年を重ねれば、誰もが発症するおそれがある病気で、超高齢化社会を迎えた日本では、65歳以上の5人に1人が認知症と言われています。
認知症を正しく理解し、備えることが大切です。
●認知症と老化による「もの忘れ」の違い
老化による物忘れは忘れたことを自覚していますが、認知症による物忘れは忘れたことを理解できません。
○認知症
・体験そのものを忘れてしまう
・食べたこと自体を忘れてしまう
・日時、場所、人物が分からない
○老化
・体験の一部を忘れてしまう
・何を食べたか忘れてしまう
・日時を多少間違えても、場所や人物は覚えている
●気になる症状がある場合はご相談を
通り慣れた道で迷う、料理の手順が分からなくなったなど、気になる症状があるときは、かかりつけ医や地域の高齢者相談センターにご相談ください。
○高齢者相談センター(地域包括支援センター)
住み慣れた地域で、自分らしく生活できるように、介護・福祉・医療など様々な支援を行う総合相談機関です。
保健師や社会福祉士、ケアマネジャーなどが、チームになって皆さんを支援します。
※各センターの連絡先は、11ページをご覧ください
○介護予防ガイドブックあんしん生活編
認知症の状態に応じた医療や介護サービス、認知症の相談ができる医療機関の一覧などをまとめた冊子を、65歳以上の方(※)に配布しています。
※要介護3~5の方、施設入所の方を除きます
■市の取組
▼認知症の方やその家族への支援サービス
見守りが必要な方が行方不明になったときの、早期発見・保護、事故防止に役立ちます。
▽高齢者見守りステッカー
登録番号と市役所、新座警察署の連絡先が記載されたステッカーを配布しています。靴や杖などに貼って活用できます。
▽ひとり歩き高齢者等家族支援サービス
居場所を検索するための位置検索(GPS)機能を持つ専用端末を、家族の方に貸し出します。
▼認知症の方に寄り添うための講座
認知症の方と家族を地域で見守り、支援するサポーターを養成しています。
▽9月・10月の認知症サポーター養成講座
▼9月~12月の認知症カフェ(オレンジカフェ)
認知症の方と家族、地域の方など誰でも立ち寄れる交流の場です。
●オレンジPR2024
~認知症月間にちなんだイベントを開催します~
○認知症にやさしいまちにいざ展
日時:9月2日(月)~30日(月)
場所:市役所第二庁舎市民ギャラリー前
内容:認知症に関する展示
○もの忘れ相談会 ★申込み優先
日時:9月20日(金)、午前10時~正午
場所:市役所第二庁舎市民ギャラリー
内容:専門の職員に気になる症状を相談できます
申込み:介護保険課(電話048-424-5186)へ
○オレンジライトアップ
9月の1か月間、認知症支援のイメージカラーであるオレンジ色で、市役所周辺や保健センターをライトアップします。
問合せ:介護保険課
【電話】048-424-5186
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