企業債とは、工事等に必要な資金を調達するための方法の一つであり、国等の公的資金、銀行等の民間資金からの借り入れのことをいいます。
下水道管や処理施設等は長期に渡って使用していくことになるため、その工事に必要な資金を、その時の下水道使用者だけの負担とするのは、公平性の観点から望ましくないとされています。
そのため、企業債を借り入れて資金を調達し、毎年度返済していくことで、工事時点の一時の負担とせず、世代間の負担の公平を図るという目的があります。
これは、平成15年度以降、5年ごとの決算における、年度末時点の企業債残高です。
■企業債残高の推移(単位/千円)
毎年度、工事等の資金調達のために借り入れている状況でありますが、下水道事業開始の頃に借り入れた高額の企業債の返済が終了し始め、企業債の残高としては減少している傾向にあります。
下水道事業の将来を見据え、老朽化した下水道管や処理施設等を計画的に更新していくためにも、今後も借り入れと返済のバランスを取りながら、適切に企業債を活用していかなければなりません。
なお、企業債の元金返済は、主に下水道事業の内部留保資金や毎年度の純利益の積立金を、利息の支払いは、主に下水道使用料を財源としています。引き続き、安定した下水道事業の経営を目指して取り組んでいきます。
詳しくは、市ホームページをご覧ください。
問い合わせ:下水道課業務担当
【電話】042-989-2771
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