◆教育環境関係
▽小学校のWi-Fi環境の増強について
兼本尚昌議員:小学校で児童全員がタブレット端末を使うと、ネットワークがパンクしてしまい、授業に支障を来しているというお話をよく聞いております。現状と課題についてお伺いいたします。
学校教育部長:ご指摘の事象が起きているということは、教育委員会においても認識しており、今回、小・中学校のネットワーク入れ替えを実施するに伴い、光回線を1ギガの回線から10ギガの回線に増強しました。2学期から使用を開始しており、使用状況を確認しているところです。
安定的なWi-Fiの環境は、AIドリルやオンライン試験などを実施するには不可欠なものとなってきますので、今後についても、Wi-Fiを含めた通信関係については注視し、必要な対応を行っていきます。
その他の質問項目:青葉台公園のソフトボール場の音響設備/タブレット端末保険代市負担/小学校の集金システムアプリの導入/小中学校の賠償責任保険加入
▽リチウム蓄電池等の小型充電式電池の回収
駒牧容子議員:リチウム蓄電池は、パソコン、手持ち扇風機、コードレス掃除機など日常生活の至る場面で利用されています。ただ、強い衝撃や圧力が加わると、発火、破裂、爆発の危険性があり、甚大な火災事故も多く発生しています。適切に回収すれば希少資源のリサイクルにつながることから、自治体によって異なるリチウムイオン電池の分別回収には、自治体の強力な周知広報が必要と考えますが、朝霞市の今後の周知に対しての見解をお伺いいたします。
市民環境部長:小型充電式電池など有害ごみの正しい出し方を周知していく必要性は非常に高いものと考えています。今後チラシを作成して配布するほか、分別パンフレットである「資源とゴミの分け方・出し方」については、表現をより分かりやすく改善してきました。また、毎年11月に実施しているごみ分別キャンペーンにおいて、今年度は、小型充電式電池の出し方を取り上げる予定です。
これらについて、広報、市ホームページ、ポスターなどにより周知を図るなど、多面的な取り組みを進めていきます。
その他の質問項目:「あさかの雫」の運用と今後/市道136号線の安全対策/女性・子ども・高齢者の備蓄用品/大規模災害に備える携帯トイレの備蓄の推進
▽助かる命を救うために
遠藤光博議員:AEDが医療、救急関係者以外の一般の人も使用できるようになってから20年が経過し、これまでに8千人以上の命が救われたと見られます。先日、AED財団が文部科学省を訪れ、救命教育を小学校の学習指導要領に明記するよう求める提言書を大臣に手渡しました。児童の命を守るため重要な取り組みとなるジュニア救命士養成講習は、以前訴え実現したものです。今後の継続実施と市内全校で実施することを強く訴えます。教育委員会としてどう推進できるのか伺います。
学校教育部長:ジュニア救命士養成講習については、より広く応急手当の普及啓発を図ることを目的として行われ、大変意義のあるものと認識をしています。小学生の段階から応急手当の技術等を学習し、命を守り、命を救う力を身につけるということは、平時のみならず、大規模な災害が発生した場合に備え、大変重要なことであると考えています。
学校生活での心肺停止等の事故は、いつでも起こり得るものだと想定をした上で対応していかなければなりません。引き続き不測の事態に備えた実践的な力をつけていくため、各学校においてジュニア救命士養成講習等が実施できるように支援していきます。
その他の質問項目:防災対策、内水氾濫への備え強化/認知症ケア、ユマニチュードの周知啓発/高齢者のウェルビーイングと生涯学習他
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