◆建設関係
▽子どもから高齢者まで集える公園整備を
福川鷹子議員:市民に身近な公園は市民の活動や憩いの場になっています。また、緑と公園のオープンスペースは子どもからお年寄りまでの幅広い年齢層の自然、ふれあいのレクリエーション活動の拠点、さらに災害時の避難地と安全でゆとりある施設でもあります。しかし、近年ナラ枯れ被害が拡大し、本市も城山公園が一部利用を規制していました。また、東京都日野市でもイチョウの木の枝が落下し大事故が発生しました。多くの樹木が存在する公園等の対応状況についてお聞きします。
都市建設部長:公園・緑地等の樹木の伐採等については、市内の公園等でナラ枯れ被害の拡大が確認された令和4年度から、枯損が激しく倒木等のおそれがある樹木を中心に、順次、伐採等の作業を実施してきました。
また、今年度より、樹木の異状等を早期に発見するため、新たに日常点検業務として週1回の目視点検と、専門家による定期点検を年1回実施しています。
その他の質問項目:彩夏祭の改善/安全な道路について/空き家対策について
▽朝霞市基地跡地整備基本計画について
小池貴訓議員:朝霞市基地跡地整備基本計画の第1期整備は2020年に終了し、2025年から第2期整備に入る計画となっていますが、資金面の問題と土壌汚染の問題で整備計画が予定どおりに進んでいません。そこで、両方の問題を解決するため、国が基地跡地の一部にスケートボードやBMX競技、ボルダリング等のオリンピックで人気があるが練習場所が少ない競技のオリンピック競技練習公園を設立し、有人管理型施設として市が管理するという提案をしてはどうでしょうか。
都市建設部長:基地跡地公園・シンボルロード整備基本計画において、第2期整備に際しては、市民ニーズの把握を行いつつ、当該整備の内容等について再確認することとしています。そのため、議員ご提案のオリンピック競技関連施設の設置等を含め、さまざまな整備内容を検討することが想定されます。
併せて、施設の整備スキームや管理運営についても、民間活力の導入や市民参画等も含めたさまざまな可能性について、検討する必要があると考えています。
その他の質問項目:学校ICT教育と心の教育/豪雨災害について
▽内間木地域の冠水対策とリーダーシップ
田原亮議員:一時間に100mmを超える短時間大雨は、これまで冠水とは無縁の地域にまで冠水被害を発生させました。特に内間木地域の冠水対策として私が提言している朝霞調節池機能強化と新河岸川への排水量増加の仮説について、担当に指示するレベルではなく市長が率先して背中を見せ、国や県に対してリーダーシップを発揮する必要があると考えますが、市長の見解を伺います。
市長:朝霞調節池は、新河岸川の洪水を一時的に貯留することで、いわゆる外水氾濫を防止するために整備されたものです。内間木地域の内水の浸水被害を軽減するために活用することについては、中・長期的な視点で、多方面から慎重に検討を行っていく必要があると考えています。
今後、県や国との調整も必要でありますので、しっかりとその辺は調整できるように努力していきたいと思います。
その他の質問項目:遅れている新紙幣への対応/消防団による交通規制対応の課題/汚泥用排水ポンプ等補助/朝霞市民まつり彩夏祭の猛暑対策と開催時期他
▽居心地がよく歩きたくなるまちなかづくり
西明議員:歩道整備について、ガードレールや側溝、日陰づくりなど、どのような考え方を基に整備を進めているのか、既存の歩道にある側溝はウォーカブル推進事業に合わせて改修されるのか、また、電柱の在り方についての市の考えをお伺いします。
都市建設部長:新設する歩道は、国のガイドラインおよび市の条例等に基づき整備を行っており、具体的には、歩道と車道の間には高さ15cm以上の縁石を、また、歩行者の安全を確保するために必要がある場合には、ガードレールなどを設置して歩車分離を行っています。側溝は、雨水本管の敷設状況など現地の状況に応じて構造を判断しており、日陰づくりは、都市計画道路などの整備の際に、交通量や歩行者の安全確保などを勘案して、街路樹の整備を検討しています。既存のU字型の側溝は、経年により蓋の破損やがたつきが生じ、歩きづらいとの声をいただいているため、少しずつではありますが、歩きやすい都市型側溝タイプの蓋に交換をしています。今後、可能な範囲での対応にはなりますが、現地を確認し、必要な箇所の蓋の交換等、改修を検討していきます。
また、電柱については、防災面および安全で円滑な交通空間の確保、良好な景観形成等の観点から、可能な場所について無電柱化を検討していくこととして、令和3年3月に計画を策定しています。
計画では、緊急輸送道路や道路整備事業に合わせた無電柱化を進めていくこととしており、現在は駅西口富士見通線について検討を行っています。
その他の質問項目:放課後子ども教室について/学校へ行けない子どもたちを取り巻く環境について/ウォーカブル推進都市について
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