今回から数回にわたって、1月27日に開催した「地域デビュー支援セミナー」での対談の内容をご紹介します。(肩書は当時のものです)
・澤岡詩野(さわおかしの)さん
(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 主任研究員
・永沢映(ながさわえい)さん
(公財)いきいき埼玉 理事長
■『人生100年時代の楽しみ方』
▽第1回 100年を楽しく過ごすためのヒケツとは?
永沢:「人生100年時代」は最近よく聞きますけど個人差があります。何歳まで生きるかによって、人生設計は変わってきます。(本来)長生きすることは、幸せな話なのに、高齢化社会があたかも悪い社会のように言われてしまうこともあります。
(人生100年時代において)私は2つ考えておいた方がよいと思っています。
一つは、「自分のこと」、お金のことや健康のことです。中でも、健康でなければ人生100年どころではないわけです。(そうすると)食事や運動が大事ということになりますけれども、家に引きこもっていても「健康寿命」は延びていかないのです。なるべく外に出て、人と会い、話す。新しいことに刺激を受けることがとても大切です。
もう一つは、社会の役に立つということです。高齢社会になっても、まち自体が元気であり、一人ひとりが役割を持っている社会がとても大事です。その一つのあり方の理想が、皆さんが自分のことだけではなく、社会や地域のためにできることを探していくことにより、(2つが)うまく両立していくと、(皆さんにとって)良い地域や社会が出来上がっていくのではないかと思います。
澤岡:(お話のとおり)自分のこと、社会の役に立つことは、大きな柱だと思います。でも、友達を作らないといけない、お互いに支え合わなくてはいけない、地域の活動にかっちりと関わらないといけないと真面目な方ほど考えがちなのですが、それだけではないと思います。例えば、家でやっているラジオ体操を公園でやってみて、犬の散歩で通りかかった方と挨拶を交わしてみる。これも、人との会話になります。多様な人との繋がり方や社会参加のあり方というのは、ご自身が無理のない範囲でまずはやってみるということがすごく大事だと思います。
☆「あさか市民活動ガイドブック2024」発行のお知らせ☆
市民活動団体の活動内容やボランティア募集情報、市民活動支援ステーションの紹介を掲載した「あさか市民活動ガイドブック(2024年版)」を発行しました。市民活動支援ステーション、市役所、公共施設等で配布しています。ホームページからダウンロードすることもできますので、ぜひご活用ください。
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