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自治体の皆さまへ

議会だより(11)

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埼玉県朝霞市

◆民生関係
▽放課後児童クラブに入所するにはについて
福川鷹子議員:1月早々放課後児童クラブの入所が保留となった方から相談がありました。私が暮らしつづけたいまち朝霞、子育てしやすいまちだと思っていたのでショックのようです。保育園に通っている今と同様、放課後児童クラブに入所させてもらって仕事を続けていけるように整備してほしい。市は保留になっている未来のある子どもたちの居場所の確保、放課後の過ごしかたの環境整備をどのように考え、保留者ゼロになるようどう取り組まれるかお聞きします。
こども・健康部長:入所希望者が多い学区については、民間の放課後児童クラブを整備し、受け入れの定員を増やしてきたところです。今後においては、児童の放課後の居場所として、放課後児童クラブのほか、児童館や、それ以外にも多様な受皿を確保する必要があると考えていますので、保育課やこども未来課、生涯学習・スポーツ課など、庁内の関係部署と引き続き協議をしていきたいと考えています。
その他の質問項目:防災行政無線の改善について/交通安全対策について

▽成年後見制度利用促進が進まない理由
田原亮議員:私のインスタグラムやフェイスブックでも情報発信していますが、成年後見制度利用促進の取り組みは県下他市と比較しても圧倒的に遅れています。県の協議会に参加するたび、非常に恥ずかしい思いをしております。
利用促進計画や中核機関、広域化への考えなど市長に伺いますが、8年間訴え続けて進まないのは市長の姿勢、政治判断の問題です。先進市である隣市志木市長の姿勢やマインドを市長にもぜひ学んでいただき、わが事として本気で関心を持つよう強く求めます。
市長:令和6年度から福祉相談課で、成年後見における専門相談窓口を開設し、社会福祉協議会では法人後見を開始する予定です。
成年後見制度利用促進計画について、近隣市では地域福祉計画と同じ冊子で策定していますので、朝霞市でも地域福祉計画の策定の中で検討していきたいと考えています。また、中核機関である成年後見センターは、県内でも多くの社会福祉協議会が委託を受けて実施しています。今後、社会福祉協議会とも調整していく必要がありますが、弁護士会や司法書士会、社会福祉士会など多くの関係団体と連携し、利用促進計画の策定の中で検討するものと認識しております。
広域的な取り組みについても、近隣3市ではすでに中核機関が設置をされていますので、共通した課題などで効率化が見込める場合には、協力について検討したいと考えています。
その他の質問項目:介護報酬改定の影響と要介護認定調査の課題/成年後見利用促進と身元保証の問題/マンション管理適正化と商業地域の低層階用途の在り方議会だより

▽子どもや女性の命を守るために
宮林智美議員:年間約1万1,000人の女性が罹患し、2,900人近い方が子宮頸がんで亡くなっています。発症は20~30歳代で急増し、40歳代がピークで、子育て世代の女性が家族を残して亡くなるケースが多いため、子宮頸がんは「マザーキラー」と呼ばれ、HPVの感染を防ぐワクチンの接種とともに子宮頸がん検診が大事です。無料で接種できる期限が迫っている「キャッチアップ接種」の対象の方へ、ワクチンの再度の周知と子宮頸がんの検診の啓発をすべきと考えますが市の考えを伺います。
こども・健康部長:キャッチアップ接種を実施する期間は、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間となっており、終了まであと1年余りとなっています。また、3回の接種完了までに約6か月の期間が必要となりますので、公費による無料接種は令和7年3月31日までであることを令和6年度の初めには未接種者への個別通知により周知する予定です。
その他の質問項目:こども誰でも通園制度について/緊急サポート事業の導入について/児童生徒等のプライバシーや心情に配慮した健康診断/地域問題

▽障がい者の移動支援の拡充を
遠藤光博議員:福祉作業所等へ通所の場合、送迎サービスの有無によって親の負担が大きく違ってきます。障がい者支援区分が重い人では自分で通うのが難しいです。担当課に相談すると送迎のある作業所等に通えば良いのでは、と言われます。社会資源が少なく選択肢が限られる中、さらに条件を絞られる、これは障がいのある人にとってぜいたくなことなのでしょうか。移動支援となる生活サポートは通所の場合、車での送迎対象とならないのが現状です。利用対象の拡大、実現についてどう考えますか。
福祉部長:利用者が自分の希望する施設等に通所することは非常に大事なことだと認識しています。生活サポートは県の補助事業で実際の運用は自治体ごとに若干の差異があり、本市では上乗せ補助を行い、より多くの方が利用しやすい事業としています。
利用範囲の拡大のためには、補助額の見直しなど、継続可能な事業体制の確保が必要だと考えています。今後、利用者のためにも、必要な方が利用できる状況を確保するため、検討していきます。
その他の質問項目:避難所運営に女性の配置を・災害ボランティアの派遣を/沿道の落ち葉対策/思いやり駐車場の改善を/放課後児童クラブの待機児童対策他

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