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自治体の皆さまへ

議会だより(7)

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埼玉県朝霞市

■一般質問
一般質問とは、生活に関わる市政全般のことについて、市に対して行う質問です。

◆総務関係
▽カラーユニバーサルデザインの推進について
飯倉一樹議員:人間の色覚で赤や緑など特定の色が見えにくい状態を色覚多様性と言います。男性では20人に1人、女性では400人に1人の割合でいると言われています。なかなか進んでいない色覚多様性への対応状況を伺います。色覚多様性に配慮したカラーユニバーサルデザインは市の公共施設に反映されていますか。また、市内小中学校において多様性に配慮し、色覚多様性の方でも見やすい色覚チョークは導入されていますか。されていれば、市内の全校で導入できないでしょうか。
総務部長:朝霞市では、カラーユニバーサルデザインに関する明確な方針はございません。今後、市建築工事設計指針を改正し、カラーユニバーサルデザインに関する方針を定め、取り組んでまいります。
学校教育部長:色覚チョークについては、現在市内15校の小中学校のうち、10校で使用しています。また、一番多く使う白のチョークは、ほぼすべての学校ですでにカラーユニバーサルデザイン対応のものを使用しています。今後、白色以外の色覚チョークの購入についても、適切に対応していきたいと考えています。
その他の質問項目:子供の外遊び推進/市の防災体制/浜崎ドッグランの利用円滑化/市内街路樹の整備状況/学校での健康診断の配慮/市民向け調査について

▽市長の市政のDX推進に対する思い
渡部竜二議員:ドラスティックなデジタル改革を進めていくためには、市長の改革を進める強い意志、権限を持ったデジタル人材の確保、ベンダーロックインからの脱却が必要不可欠だと考えています。令和6年度中に、他市から比べて遅れを取っている状況を改善するという強い気持ちを持って問題に取り組んでいくのかということ、そして市長の行政のDX推進に対する思いをお聞かせください。
市長:デジタル化は組織的に推進を図ることが重要で、その主導的な立場を担う部署として令和4年度にデジタル推進課を新たに設置しました。一方で、市民の皆さんにとって有益な行政サービスを提供していくためには、窓口業務をよく知る職員が持つ考えも積極的に取り入れる必要があります。
デジタル化に当たりましては、デジタル推進課が中心となって業務主管部署と連携しながら取り組み、現状のサービスの質を維持し市民の皆さんの生活に支障がないようにするため、特定の部署、あるいは人物に限らず、行政サービスの提供を受ける市民の目線ですべての職員が主体的に業務を見直していくことが重要です。その積み重ねによって、市民の皆さんに最良の行政サービスを提供することが可能になると考えています。
その他の質問項目:デジタル化推進について/標準準拠システムへの移行状況、スケジュール/クラウドサービスの選定状況 他

▽こどもの人権相談窓口の準備状況
黒川滋議員:昨年10月の市立中学校の教員逮捕事件は、早期に教員のハラスメントを問題化できなかった構造的問題があったことから、市長がこどもの人権相談窓口を設置することを表明して予算化されています。これまでもこどもの権利擁護機関の設置を求めてきました。今回の提案に当たり参考にした北本市の先行事例から何を学び取ったのでしょうか。北本市が設置する有識者による権利擁護委員会の設置、勧告権の付与、そうした権限を裏付ける条例は必要ではないのですか。
総務部長:北本市からは相談の手法について確認し、電話相談、来訪相談が少ないことから、着払いのミニレター用紙を配布することとしました。権利擁護委員会の設置や、勧告権の付与の必要性は認識していますが、まずは相談を受ける体制を作るということから、条例を整備せず窓口を設置させていただきたいと考えています。
その他の質問項目:保育所・放課後児童クラブでのこどもの人権・受け入れ数の確保/公文書管理/公共交通の撤退問題/福祉等複合施設の建設の住民の納得性

▽防災・減災対策での防火水槽の対応について
利根川仁志議員:防火水槽は、消火栓、河川、ため池などの水利が確保できない地域において、火災が発生したときに消火に用いるための水を貯めておくための消防水利になりますが、消火活動の補助や災害時に消火栓が利用できなくなった場合に利用される水槽型体としては、地上タンク型、大規模建物の地中ばり等もあります。能登半島地震にて、防火水槽が地震の影響で消火の際に確保できないことがありました。市内災害時に防火水槽が確保できない場合の対応について伺います。
危機管理監:能登半島地震により、石川県輪島市では、大規模火災が発生しました。この火災は消火栓が、地震による水道の断水により使用できず、また、防火水槽の一部も倒壊建物に阻まれ使用できない状況であり、防火水槽と小学校のプールを水源とし放水を行い、その後、津波警報の解除を待ち、海水による消火活動が実施されたとのことです。
朝霞市において大地震が発生した際、このような状況は起こり得ると考えられますので、こういった事態に至った場合、県南西部消防局は河川等の自然水利や小中学校のプールの水や水槽車などを用いて消火活動を行います。
その他の質問項目:交通空白区試行運転/ごみ分別アプリの改善/障がい者の方の一時預かりの現状/福祉等複合施設の今後/ポケモンマンホールの対応

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