◆教育環境関係
▽日本に誇りが持てる歴史教科書の採択を
髙堀亮太郎議員:米の公文書「ヴェノナ文書」等の公開で、欧米では、第二次大戦の歴史認識が見直されています。欧州議会はドイツやソ連の全体主義政権を強く非難する決議をしました。現在の歴史教科書は「戦前日本は軍国主義で、軍部の暴走で侵略戦争を行った」という歴史観です。しかし、日本は我が国の自存独立を守るために戦い、世界史の潮流に必死に抵抗したというのが正しい歴史観です。我が国の歴史に対する愛情を深めるような教科書採択が行われているかお伺いします。
学校教育部長:教科書採択に当たりましては、教育基本法や各教科の学習指導要領の内容を踏まえるとともに、児童生徒や学校、地域の実態に即した採択をしています。今年度は、令和7年度から使用される中学校教科用図書採択の年ですので、学習指導要領に記載されています資質・能力が育成されるような教科用図書の採択に努めています。
その他の質問項目:採択地区の変遷、歴史教科書の採択状況、採択の独立性
▽動物の保護および管理に関する条例について
田辺淳議員:飼い主のモラルに負うことの多いペット、特に飼い主が家の外で自由な放し飼いをすることの多い猫の飼育について、周辺住民は、糞尿などの被害に日々悩まされています。こうした事態に、どのような市からの指導(お願い)が行われているか、現状をお伺いします。茨城県古河市は最近飼い猫の登録制度を開始したと聞いています。朝霞市でも、要綱などに飼い主の責任を明記し、これに基づいた行政指導ができる体制を整えるべきと考えますが、いかがですか。
市民環境部長:市ホームページ「猫に関するご案内」において、猫を飼っている方や飼いたい方、猫による被害で困っている方へ情報発信をしているほか、各種チラシ、毎年9月に実施している動物愛護パネル展等で周知啓発しています。飼い主に対しては、県や国が進めている終生飼養や室内飼育などを推奨し、また、飼い主のいない猫についても、餌やりに対する注意喚起のほか、猫の無秩序な増加を抑制するため、公益財団法人どうぶつ基金のさくらねこ無料不妊手術事業を活用し、TNR先行型地域猫活動をボランティア団体のご協力をいただきながら実施しています。
市長:市としても動物愛護の観点と地域の環境対策の点から対応が必要だと認識しており、今後、地域猫とご家庭で飼育されている愛猫の登録制度などを検討していきたいと思います。
その他の質問項目:重要土地調査法による基地周辺/国際化指針/緑地の現状と課題/土壌汚染とごみ問題/まちづくり条例/空地等の適正
▽教員逮捕事案に対する現状について
利根川仁志議員:6月7日、埼玉地裁において結審があり、当該教諭は、懲役3年の判決で、実刑となりました。しかし、当該教諭から受けた行為に対し、現在でも回復できず、後遺症からの精神疾患で通院を余儀なくされている現状もあります。また、精神的な相談機関に行った場合や、学校に通えない状況で、その他受け入れ機関に行った場合等、保護者負担への補助や助成を朝霞市として考えるべきと思いますが、見解をお伺いします。
学校教育部長:今回の事件が本市の教職員の引き起こした事件ということを考えれば、卒業後においても引き続きの支援が必要ではないかと考えており、被害に遭われた子どもたちへの見守りや、ケアが必要になると考えています。
そのための相談等、子どもたちへの心のケアに加えて、事案により必要となった精神的な治療のためのカウンセリング費用、精神的な苦痛によって失った学びの機会、また、学習を再開していくための費用について、一定の支援を行う制度を整えていきたいと考えています。
その他の質問項目:外国籍の子どもたち、保護者への対応/コミュニティバス再運行の課題と低価格での実施/紙おむつ支給事業の対象者拡大について
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